第43話

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2019/11/28 08:53
神山side
神山智洋
神山智洋
今は望のところいってき?
重岡大毅
重岡大毅
でも...
神山智洋
神山智洋
俺はええんやで。
重岡大毅
重岡大毅
神ちゃんひとりやん。
神山智洋
神山智洋
1人なんて慣れてるし大丈夫やから。










コンコン







誰かが部屋をノックした。
神山智洋
神山智洋
はい。
藤井流星
藤井流星
入るでー








流星やった。
藤井流星
藤井流星
望がみんなに会いたいって言ってるんやけど...
神山智洋
神山智洋
ほら、しげ行ってきいや。
重岡大毅
重岡大毅
神ちゃんはええの?
神山智洋
神山智洋
今点滴中やし、動かん方がええって言われてるから後で行くわ。
重岡大毅
重岡大毅
いや、そういうことちゃうくてさ、俺がいなくてええの?













そんなの「居なくならないで。」って言いたいよ。











やけど無理なんや。










俺は望よりも年上なんやからわがまま言ってらんないんや。
神山智洋
神山智洋
...いいよ。
重岡大毅
重岡大毅
寂しくないか?
神山智洋
神山智洋
やから、大丈夫って言っとるやろ!












大きい声出してもうた。
重岡大毅
重岡大毅
そっか...
重岡大毅
重岡大毅
流星行こう。
藤井流星
藤井流星
う、うん...






ガラガラ











悪い空気にさせてもうた。













どうしよう。
泣きたいけど泣けない。







せや!こんな気持ちを詞にしたらスッキリするかな。











〜3時間後〜
 






俺、詞描きながら寝てたみたい。









そう思って目を開けると、そこには暖かい空気があった。
小瀧望
小瀧望
おっ、神ちゃん目覚めた!
桐山照史
桐山照史
神ちゃん辛くないか?
濵田崇裕
濵田崇裕
寂しかったらちゃんと言うんやで?
中間淳太
中間淳太
俺ら交代交代で神ちゃんが1人にならないようにするから!
神山智洋
神山智洋
なんでこんなこと...
藤井流星
藤井流星
しげがみんなに提案したんやで。
重岡大毅
重岡大毅
さっき本当は行って欲しくなかったんやろ?
神山智洋
神山智洋
そんなことないで?
重岡大毅
重岡大毅
やってここに書いてあるやん。








そこには俺が書いた詞があった。










1人にしないで。孤独になるのが怖いよ。









描き始めはこう書いてた。
神山智洋
神山智洋
それは...
重岡大毅
重岡大毅
我慢せんくてええんやからね。
藤井流星
藤井流星
せやで。
小瀧望
小瀧望
俺のために無理してたみたいやけど、心配かけてごめんな?
中間淳太
中間淳太
泣きたいとけは泣けばええんや。
濵田崇裕
濵田崇裕
辛かったら弱音でも全部吐いていいから。
桐山照史
桐山照史
それでこそメンバーやろ?
神山智洋
神山智洋
みんな...グスッ



















俺は今、大好きなメンバーの優しさに包まれていると思う。

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