第106話

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2020/02/16 12:26

藤井side













あれから1時間くらいたったけど、神ちゃんの意識が戻らない。










ガラガラ！！













すごい勢いでドアが開いた。

濵田崇裕

ﾊｧﾊｧ 神ちゃん！

中間淳太

ちょい濵ちゃん静かに。

桐山照史

神ちゃんは？

藤井流星

まだ意識戻らへん。

濵田崇裕

しげも大丈夫か？













濵ちゃんの言葉で全員が一斉にしげの方を向き、後ろを向いていたしげが振り向いた。

桐山照史

どしたん？












しげが大号泣してる。

重岡大毅

ちょっと、安心して出ただけやから...笑














俺もせやけど、きっとしげは活動休止のこと知った時メンバーに早く会いたかったんやと思う。


















だから今、こうしてメンバーが来てくれたから安心してるんやな。

濵田崇裕

心配やったんか。












望がおらへんやん。

藤井流星

なぁ、望は？

濵田崇裕

一緒に来たんやけど、今1人で外で待ってる。

濵田崇裕

1人になりたいんやって

藤井流星

俺、行ってきてもええ？

濵田崇裕

ええよ。














夜だから、病院は真っ暗だ。















望はベンチに座っていた。

藤井流星

望？

小瀧望

流星？















望も目が真っ赤だ。

藤井流星

神ちゃんのとこ行かへんの？

小瀧望

俺、正直意識がない人の前にいるの嫌なんよね。

小瀧望

俺の親も意識不明の中様態が悪化して死んじゃったから、怖いんよ。

藤井流星

そっか。

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第107話 96

yuna

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。