最近、可愛い子が増えました。
『へ?!8歳?!翔真は10歳?!』
流「もー、ほんまに可愛ええ♡」
『りゅちぇも、可愛かったで?』
流「過去形?!」
『今も可愛ええ可愛ええ』
そう、伊藤兄弟が入ってきたんです。
まだね、入所したてで、カッチカチなんですが、本当に天使かと思った。
『あちゅし、セットしよー?』
篤「お、お願いします」
『緊張せんでいいよー?あ、お菓子食べる?』
篤「お菓子?!食べます!」
目ぇ、キラキラさせて、本当にまだお子さまよ?そんな子がこれからこの世界で…って、
わたし、もうママ感覚やん。
『はっ…、18,19で子どもが居ったら、あちゅしくらいなん、』
丈「え、この人なに想像してるん。笑」
『わたし、あちゅしのママになれんで』
丈「ちょちょちょ、暴走しすぎか」
こんな可愛い子産めるんやったら、
何人でも頑張るわ!
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丈「ちょっとー、龍太くんー?」
龍「丈、どしたー?」
丈「おたくの彼女さんめっちゃ妄想暴走しとる」
龍「どーいうこと?」
丈「伊藤兄弟が可愛くて仕方ないらしいんやけど」
龍「おん、」
丈「篤志のママになれるとか言い出すねん」
龍「ぶふっ、」
丈「ちょ、飲みもん吹かんでよ!」
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収録が終わり、
スタジオから楽屋に戻ってくる面々。
『しょまー、あちゅしー、お疲れー♡』ギュ
篤「あなたちゃん、俺どやったー?」
翔「もー篤志の手伝うん疲れたー」
伊藤兄弟をハグでお出迎え!笑
…と、反抗期のあの子の視線が突き刺さります。
風「俺んとこは…?」
流「りゅちぇにも最近来んよねー…さみしー」
な、この子たち、可愛すぎか。
『風ちゃんも、りゅちぇも、纏めておいで!』
ぎゅぎゅぎゅ
龍「あ!ちょっと!何してるん!」
『もーめっちゃ可愛い、みんなまとめてうちの子にしたい』
龍「ちょ、やめや」
なんやかんや、みーんな龍太くんに剥がされてしまった。ええやん(・ε・` )
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帰り道。
『ほんま、伊藤兄弟天使』
龍「もう、それしか言わんやん」
『あちゅしなんて、下手したら産める年齢やもん』
龍「やーかーら、そう言うのもあかん」
ふと歩きながら、いつか自分がママになった時のことを想像してみる。
『龍太くんとわたしの子って、どんな子になるんやろうね』
龍「はぁっ?!何言い出すん?!」
『大声上げんといてよ?今すぐにって訳やないし、』
隣で顔真っ赤にしている龍太くんでしたとさ。
『ま、わたしたちはのんびりでええねん』
龍「いつか、いつかな。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。