新しいライバルがやってきた。
?「龍太くん、今日はよろしくお願いします!」
龍「ゲスト回今日やったん?!よろしくなー!」
この現場ではあまり聞きなれない標準語。
そして、めちゃくちゃ高身長、筋肉がっちり。
そう、Snow Man・岩本照くん。
今日はまいジャニのゲストでやってきた。
龍「ほんま、照は面白いんやで!」
『はいはい、髪セットするよー』
龍「前も楽屋でなー、」
何がライバルて、岩本くんと関わると龍太くんずーっと岩本くんの話しかしないんよ。
東京Jr.との関わりの中でも、一緒にお笑いできる子って彼にとっては貴重な存在で嬉しいらしいんやけど。
康「( ー̀ н ー́ )」
『じーこ、顔に出てんで』
康「なんか龍太くん取られた気分やわ!」
こちらにも膨れてる人、1名。
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龍太くんの髪を仕上げていると、
照「龍太くん、今日のここの件なんですけど…」
龍「せやせや!どうする?」
2人で紹介コーナーのネタ打ち合わせ。
こういうところ、龍太くん生き生きするんよ。
康「٩(◦`^´◦)۶」
『さっきっから、八つ当たりせんと、龍太くんとこ行ったらええやん』
康「あなたちゃんやって、口尖らせてるやん」
しゃーなし、2人を横目に康二のヘアセットに移る。
『せやけどさ、一見強面の子が龍太くんと関わってるのも不思議よね』
康「身長も高いし、筋肉もやばない?」
『男の人!って感じ』
関西Jr.には居ないようなタイプの人。
聞けば、康二とはほぼほぼ同期らしい。
まだまだ、2人の打ち合わせは続いている。
『あの骨格のゴッツさと、フェイスラインやば』
康「何だかんだ、岩本くん好きやん」
『かっこええと思う』
康「じゃ、龍太くんはもらっとくわー」
『それとこれとは別や!』
康二の頭、アイロンでチリチリにするところやった。
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照「…あの、さっきっから凄い視線感じるんだけど」
龍「んあ?」
照「康二と、あのヘアメイクさん」
龍「…あぁ、ほっときや。笑」
『ほっときやって何?』
康「ほんまやで!俺にも構って!」
『東京に浮気か!』
龍「そういう訳やなくてっ、」
照「 …あ、もしかして。例の彼女さん?」
『へっ?龍太くん、何話したん』
龍「えっ?!俺何話したっ?!」
『ちょっと、記憶ないとか困るんやけど!』
照「ヘアセットは、彼女にやってほしいーって、舞台中ずっと言ってた」
龍「うわうわ、それっ、」
照「康二と関わってると膨れてるとか…」
『ちょちょちょっ、もうええです…』
ライバルが出現しようが、どうあろうが、
結局何だかんだ相思相愛で、
顔を真っ赤にしている2人なのでした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。