こっちにいると、月日はすぐに流れた。
いくら?
あ?…んー……まぁ、心配かな。あなたは?
マグロ
ははっ(笑)、だよな。
潰そうと思っていたのに、
明日、明日と思っていたら東卍は既に創設されていた。
人数もまぁまぁ。
今日は黒龍と東卍の抗争だ。
私は戦えない設定なのでお留守番。
真一郎がバイクをいじるのを黙って見てた。
あなたは喧嘩しねぇのか?
お前、昔道場で暴れてたろ。
うさぎは喧嘩してんのに
うに、サーモン
暴れてない。
喧嘩もしない。
うなぎ、えび、いか
「暑苦しい喧嘩は嫌い」という。
思わず呪言を使っちゃた時にも面倒だ。
冷めてんな(笑)
大人みてぇにつめてぇ。
はは、と薄く笑う真一郎。
実はな、黒龍は俺が作ったチームなんだ。
……。
知らねぇうちに黒龍の黒い噂聞いた時は
創設したモンとして罪悪感結構あったんだ。
黒龍は、万次郎のために作ったチームだった
でも、万次郎が潰してくれるって聞いて
ちょっと安心した
思わず眉間に皺を寄せる。
それは、なんと言うか、気まづいものだ。
あなた、お前は…なんと言うか、
心が強いやつだ。
そこらの刺青にも動じねぇし、
我が強くて、物もはっきり言える、
随分ケツ座ったちょっとヤベェ奴だ
(…褒められてる……?貶されてる…?)
微妙なラインの言葉に
首を傾げた。
人の肩書きとか、見た目とかじゃなくて、
人の中身を見て判断が出来る。
万次郎達は、そんなお前の事大事に思ってる
いや、そんな事ないと思う。
思わず照れて俯いた。
東卍がデカくなって、
疎遠になるかも知れねぇけど、
アイツらがもし間違った事して
道外れたら ____ ケツ叩いてやってくれ
……。
,
首根っこ掴んで、
ちゃんとした道に正してやってくれ
お前なら朝飯食うより簡単だろ?
頼んだぞ!
真一郎は手袋を外して私の頭を撫でた。
優しくて大きい手だ。
初めて人に撫でられた時みたいで
なんだかその景色が7色になってる。
真一郎は、喧嘩にも女にも弱い。
げっ
でも、真一郎は善人だ
善人は嫌いだ。
ヘラヘラ笑ってて気持ち悪いったら無い。
すぐに世界に虐められる癖に、
変に真っ直ぐで正直で、人懐っこい。
そういう奴はすぐに神様が持っていく。
勝手に心の中に入ってきて
勝手に席作って、
いつの間にかそこでニコニコしてる。
気持ち悪い奴、変な奴。
(貶されてる??)
,
真一郎が席作るのは、
___________心がかけてるとこだ。
だから、皆の心に残って、
真一郎がそこで心作ってくれる。
足りないもの補ってくれて、今から行こうとする道の「道しるべ」になってくれる
皆を奮い立たせてくれる。
良いカリスマ性持ってるね
,
だから皆着いてくるんだ
今分かった。
……お前、ほんとに小6?
マグロ。
えー…小6相手に本気で照れた俺って…
___________NEXT
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!