第98話

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2021/07/31 06:27







砂をいじりながら戦う姿を見ていると

なにやらそれぞれ因縁の相手と戦ってるようだった。






初めは良好だった天竺も、

今じゃちょっと押され気味。








何より驚いたのはあれほど過大評価されていた四天王寺を、アングリーが瞬殺したこと。










そして、












藤野 宇佐葵
藤野 宇佐葵
よっ、と
モブ
ぐぁっ…!!









藤野宇佐葵は、確かに実力がある事だ。












あなた
……、イザナ
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
ん?
あなた
もし、私がさ。もしだよ?
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
うん













,









あなた
ここで人殺したら、どうする?















,














 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
どうする…って、んー、根性あるなぁーって
惚れ直すと思う
あなた
え、それマジで言ってる?
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
おう







イザナの返答に思わず驚いた。








 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
お前まさか、人殺したくらいで
俺がお前のこと見捨てるとでも思ってんのか?
あなた
……まぁ、そりゃぁ。
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
殺されてぇの?
そんなんで嫌いになんかなれるかよ









イザナの方に振り向くと、

彼は前を見ていた。












 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
真一郎が、初めてお前を連れてきた時、
「マグロ」ってお前が手振って笑って
最初は何言ってんのか意味わかんねくて…
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
でも、真一郎と血縁じゃないって分かって
壊れかけた時、お前が、

















___________ 血縁とか、どうでもいい。








「黒川イザナ」は、いつも私を大事にしてくれるから。






       
    これからも、変わらないでしょ?______________



















 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
ああ言ってくれたから、
壊れないで済んだんだ。俺にはお前がいるって思ったから。









イザナがゆっくり私の頬に手を伸ばして、

口を開く










 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
まぁ……つまり、
















,














松 野 千 冬
松 野 千 冬
待ってくれ!!!








頬に触れるか触れないかの際に、千冬の声に、

思わず振り向いてしまった。











松 野 千 冬
松 野 千 冬
もういい!たけみっち
東卍の負けだ









涙目で、息を切らしながら彼はそういう。










松 野 千 冬
松 野 千 冬
400対50。
初めっから勝てるわけねぇ戦いだった
見ろ!もう…、
立てる奴なんて、一人もいねぇ!









見渡すと、東卍は殆どが地面に手をついていた


まぁ、多勢に無勢と言うやつだ











松 野 千 冬
松 野 千 冬
オマエは、よくやったよ…!
…でも、これ以上は、死んじまう…っ









武道は1番ボロボロだった。

鶴蝶にやられたんだろう。アイツは戦闘マンシーンだし。






















花 垣 武 道
花 垣 武 道
東卍は負けねぇ!!!!











ビリッ





空気が少しピリついて、息を飲むのが少し苦しくなった。






















花 垣 武 道
花 垣 武 道
俺がいる限り、東卍は…負けねぇんだよ








本当に、いい根性をしている。










___________NEXT

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