第102話

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2021/07/31 15:45



万次郎は早速蹴りを繰り出した。









 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
うぁお♡









けれどやっぱり、イザナも同じく化け物だ。

蹴りを逆に楽しんでる










 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
すげー蹴りだね!マイキー!!
 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎







グンっと距離を縮められるが、

万次郎はすぐさま反応してイザナをまた蹴る









 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
崩した体勢からでもこの威力!?
ヤベーな!!







蹴りと蹴りが交わると、

万次郎は飛ばされて一旦距離が置かれる









 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
天性のバネとバランス感覚!
'' 無敵 '' と謳われるだけはあるな
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
いーね、久しぶりにテンション上がる!










万次郎は、初めて1発モロにくらった。

「でももう見切っちまった。」とイザナが言う。









ムーチョ曰く、圧倒的戦子センスガイザナの魅力カリスマ


無敵のマイキーも、圧倒的な力には勝てないのかな













 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
'' 暴力ちから '' で全てをねじ伏せてきた
計画が狂っちまった以上しょうがねぇ!
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
___________ 殺してやる











少し背筋がゾクッとした。

イザナには多分、リミッターというものがないんだ







もう一度蹴りかかった万次郎を、

イザナは殴る。しかし、万次郎は額で拳を受け止めた















 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
1つ聞かせろ
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ




,
 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
なんでエマを殺した?
あなた
…!









,
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
マイキー










カランとイザナのピアスの音が鳴る。


万次郎にずいっと近づいたイザナはこう言った











 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
俺の秘密を教えてやる









,
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
真一郎は、俺の思う
理想の兄になってくれなかった
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
そしてお前の部下が殺しちゃった…
だから決めたんだ。











それ今言ったら多分秘密にならないよ

みんな聞いてるから











 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
俺はお前を '' 灰 '' にして、
'' 真一郎 '' にする










「だから早く灰になれよ」と、

万次郎の顎を掴むイザナ。






イカれてるけどそれでいい。

人を殺せるのは、イカれてるやつじゃなきゃ出来ない













 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
そんなんエマを殺した理由になんねぇだろ?










イザナは万次郎を蹴飛ばした


私は思わず目をつぶる












 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
お前が全てを奪ったんだよ、万次郎!!
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
だから俺は、お前も殺す










それからイザナは、

万次郎とのタイマンで有利を取り続けた。






今まで負け知らずの万次郎だったから

私は少し驚きながらも戦いを見る















鶴蝶に、12の時のイザナの話を聞いて、

私は少し焦ったが、直ぐに冷静を戻した













鶴 蝶
鶴 蝶
どんな奴だって、
喧嘩で人を殺したいとは思わない。
他人に興味のないイザナは違う
「これ以上やったら殺しちまう」というリミッターがない。
鶴 蝶
鶴 蝶
人を殺す拳だ









人を殺す拳…ね











 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
おい!!マイキー!!
マジかよ!?これがお前の実力か!?








「本当に殺しちまうぞ!?」と言うイザナ。

立ち上がった万次郎は、澄ました顔をして口を開く











 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
他人に興味がねー…か







万次郎の蹴りをイザナは受け止める








 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
お前のために戦った仲間もか?
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
俺のために戦った?ハハ
ちげーよ、俺が怖ぇーから戦ったんだ
テメェらのままごとと一緒にするな
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
天竺にあるのは、恐怖と利害のみ!!
親友や友情なんて身のない幻想だ!








殴る蹴る。






イザナは話しながら万次郎に、攻撃を入れる。

が、その攻撃はどこか弱くなってる













 佐 野 万 次 郎
佐 野 万 次 郎
じゃぁあなたは何なんだよ
 黒 川 イ ザ ナ
黒 川 イ ザ ナ
… 下僕とあなたを一緒にすんじゃねぇよ









ドッ、と再度イザナは万次郎を蹴った













___________ NEXT

作者
作者
新作です!
ご愛読いただけると嬉しいです!





作者
作者
なんといつの間にか100話…!?
皆さん、ここまでありがとうございます🥺
作者
作者
( 実は、このお話はもうほぼラストスパート…)

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