バッと片足をあげると、
もともと片足のあったその場所にバットが打付ける
ゴスっと避けた足で顔面を蹴る。
弾みで手から離れたバットを取り上げて
トンっと額を着くと気絶するソイツ。
私もちょっと参戦した方がいいかな。
さすがに多勢に無勢でしょ。
とりあえずこっち側にいる奴ら寝かせよ。
5人ほど倒れる。
なんだなんだと驚いている他の方々。
ニッコリ笑ってまた「眠れ」
数とか数える?戦ってる時に
20人ほど寝かせたのでちょっと不味かったか。
ドタドタと騒がしい音が聞こえる。
わ、柴大寿だ。でかい。……乾…って、どっかで聞いたことあるような…
ジッと乾と呼ばれる人を見ていると、
バチッと目が合った。合ったよな?
,
「え!?え!?」とまた騒がしい音がドタドタ。
イブの夜に静かにしなよ
流石って何がだよ!と
ツッコミそうになったが皆痛々しいので叩かないでおこう。
嬉しい光景に私もフッと笑うと、
武道はフラフラとして倒れそうになった
ギリギリで何とか支える。
ちょっと重いなと思っていると、
隆が「背負うよ」と言って代わってくれた。優男♡
それは間違いなく、大正解だね。
___________NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。