万次郎は、
やっぱりまだ犯罪集団の東卍のトップらしい。
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堅…が?
何となくわかったような気がした。
今の東卍が何故こうなってしまったのか。
万次郎には闇がある。
背負っている大きな十字架がある。
それを、対等な人間として正しくしようとしてくれるのは、堅だったからだ。
私が、重症?
たかが人間同士の喧嘩ごときで…?
ナオヤの話によると、
そこで私の情報は一切無くなるらしい。
わかんねっ
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…なにを?
意味わからん。
グラスに口をつけて二人の会話を聞いていた。(昼から酒)
武道はタイムリープの事や彼女さんの事を全部話してくれて、
自分一人で変えられる未来には限界があると悟ったので、私に力を貸してほしいと頼んできた
グラスに口をつけてちょっと考えた。
協力するなら私も私で色々話さないといけない。
それにしても、あれだ。
万次郎と会う前なら「OK殺そう」で終わってたのに…
何だか情が湧いてしまった。
___________NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。