第114話

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2022/07/24 23:00
R
ちょっとまた腹痛くなってきたから保健室行ってくるわ…
「ついてくか?」
R
んや、大丈夫…
行ったら居るだろうから
「無理しないで早退出来るならしとけ?」
R
そうする…
ゆっくり階段を降りて保健室に向かう

途中すれ違った鈴木先生に「大丈夫か?」と心配される位顔色が悪かったらしく、一緒に保健室に付き添ってくれた
「西先生、りほ体調悪そうなので寝かせてもらっていいですか?」
うちの顔を見てにこちゃんはギョッと驚いた顔をした後、すぐに"教師"の顔に戻る
N
鈴木先生ありがとうございます。こちらでりほちゃん預かりますね
「じゃ俺職員室戻ります!りほゆっくり休んでおけよ、酷いなら帰るんだぞ?」
R
…ふぁい
ありがと、鈴木先生
痛すぎるお腹を撫でながら、もう片方の手でヒラヒラさせる
保健室の扉が閉まった音がした瞬間、にこちゃんはうちが座るソファーにパタパタと足音をたてながら、眉毛を八の字にして近づいてきた
N
大丈夫?お腹痛い?
今日何日目?
その顔は彼女としてのにこちゃんの表情と、先生としての表情同じくらい心配してる顔だった
R
3日目…
薬のんできたんだけどきれてきたっぽい
N
大丈夫?今月も辛いね。。
1回病院行こっか?私もついてくから、さ
R
うん…来月もまた痛かったら行く…
N
お腹これで暖めておこっか
R
ありがと…
いつの間にか、保健室にはうち専用のホッカイロが置いてあってきっとにこちゃんが買っておいてくれてるんだろう




ホッカイロの他ににこちゃんの温かい掌に撫でてもらえば、心地よくて瞼が自然と張り付きそうになる

そんなうちの姿を見てすぐに気づいたのか、にこちゃんは
N
少し寝てていいよ
R
ん…にこちゃん、だいすきぃ…
N
私も大好きだよ
にこちゃんの"大好き"の言葉を耳にして、うちは瞼をとじる
とても心地良い、この時間

心も体もポカポカする、幸せな時間___