第107話

350
2022/07/02 13:06
サイドテーブルに置いてある携帯に手を伸ばして、ロック画面を見たら時刻は12時:58だった


隣を見たら、少し口を開けて寝てるりほちゃんが寝ていて、おろされてる明るい髪の毛を撫でて、起こさないようにそっとベッドから抜け出す


所々、痛む腰や内腿が昨夜の行為を思い出してしまって少しだけ熱くなる顔


誤魔化すためにミネラルウォーターを豪快に飲んだ
歯磨きをして、昨日のカレーライスをどうやってリメイクして食べようかななんて携帯で調べてたら、寝室の方からパタパタと足音が聞こえてリビングにやってきた
R
…おはよ
N
おはよ
R
にこちゃんの家めっちゃ寝ちゃうんだけど笑
N
寝るの遅かったし余計寝ちゃうよね笑
R
違うよ?にこちゃんがあんなに求めてくるか…
最後まで言い終わらないうちに、りほちゃんの口元を手で抑えるとモゴモゴしている
N
いい、言わなくても笑
R
(可愛かったのに)
モゴモゴしてるからなんて言ってるのか分からないけど、なんとなくわかる

恥ずかしいから、そのままスルーしてやる
今日は土曜日か、りほちゃん帰っちゃうんだ…って思うとやっぱり寂しくて、帰らないで、なんて言ったらりほちゃんはどんな顔するのかな


困った顔して「明日また来るよ」なんて言ってくれるかな?
それとも「お母さんに言って今日もお泊まり大丈夫か聞くね」って言うかな?






前まで好きだった土曜日は、りほちゃんと離れられなくなっちゃうから少しだけ嫌いになった





でも…やっぱり、りほちゃんと過ごせる土曜日は嬉しいのは秘密_____

プリ小説オーディオドラマ