ぺけたんside
何も変わらないいつもの日常
そう言って俺たちは解散する。
俺はみんなと少し距離が空いていることを日々感じている。活動休止から開けてみんなと距離が離れていたのだ。分かってる俺が追いつかないといけないことぐらい。
帰り道俺はいつものように帰路に着く。その時ある気配を感じた。
俺は気配のする方へ向かう。そこにあるのは捻れた空間。
俺は光に包まれ姿を変える。
そう俺にはメンバーも知らない秘密が2つある。
ひとつは修道士である事。
ファントムが俺に襲いかかる。すぐにその場を離れファントムの背後に周りナイフを投げる。
ファントムが振り向いた瞬間に俺は風に乗せた無数のナイフでファントムを貫いた。奴はバラバラに砕けて黒い石…グリーフストーンを落とす。
俺はそれを拾い変身を解いて元の姿に戻った。
そのまま家に帰り。鏡の前で立ち止まる。鏡には俺が写っている。
そう呟く。鏡に写っているのは男の俺だ。
もうひとつの秘密それは俺は…いや私は女であることだ。私は本当の姿に戻る…
白い肌に長い髪、狭い肩幅にふくらむ胸…
そう本当の私は女なのだ…
フイッシャーズのぺけたんは表の姿…裏の姿は男になっている女だ
そう言って私は部屋に入る。
その後は明日のために早めに休んだ。
みんなが本当の私を知った時どんな反応をするのかな?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!