第7話

第6話
449
2022/09/18 10:00
ぺけたんside
バン!と集合場所であるスタジオのドアを開ける
ぺけたん
ぺけたん
みんな!?
シルク達の姿がない…彼らの荷物はここにあるのに…
ぺけたん
ぺけたん
遅かった…どこにいるの?
微かに反応がある…これは修道士の反応!?
ぺけたん
ぺけたん
まさか…メリ姉の言ってたのは修道士?
急がないとみんなが…でも場所が分からない…
ぺけたん
ぺけたん
風よ…私を導いて…
反応の痕跡を辿る…たどり着いた場所はここから近くにあるテレビ塔の屋上に結界があった。
ぺけたん
ぺけたん
お願いみんな…無事でいて
私は東海メンバーに連絡をし、すぐにテレビ塔に向かった。
























シルクside
シルク
シルク
ん…?
目が覚めるとそこは薄暗い場所だった。
何も聞こえずに俺達はそこで倒れていた。
シルク
シルク
ここは?俺たちは確か…
そうだ!いきなり停電して襲われたんだ
ダーマ
ダーマ
んん…どこだここ?
モトキ
モトキ
スマホは…あ…カバンの中だ…
ンダホ
ンダホ
俺も…スタジオにある
ザカオ
ザカオ
ていうか俺達がいる所って…
マサイ
マサイ
鉄格子…まさか檻の中なのか?
俺達は何者かに襲われ…拉致されているみたいだ…
でも何のために?って…スタジオにぺけが!
シルク
シルク
早くここから出ねぇと…今度はぺけが!
鉄格子は非常に強く俺達が力を合わせても壊れることは無い…
ダーマ
ダーマ
くそっ!ビクともしねぇ!
モトキ
モトキ
誰かいるの!?誰かー!
俺たちの周りには誰もいなかった。
薄暗い檻の中で俺たちの声だけが響いていた…

















ぺけたんside
私はテレビ塔に着き屋上を目指す。
そして屋上に着いた時感じた…
結界の気配…きっとそこにみんながいる
ぺけたん
ぺけたん
待ってて…みんな…
私はその結界の中に入った…
結界の中は赤く光る月が空に浮かんでいた。
ぺけたん
ぺけたん
修道士の気配…
いる…確実に…私はそのまま前に進んだ
「やぁ…来てくれると思ったよ…」
私の目の前には眼鏡をかけた男がいる
ぺけたん
ぺけたん
あなたは誰?
モリアーティ
モリアーティ
申し遅れたね…私はモリアーティ…
ぺけたん
ぺけたん
あなたがメリ姉やみんなを?
モリアーティ
モリアーティ
んふふ…
モリアーティは無気味な笑みを浮かべる…
間違いない…メリ姉を襲撃しシルク達を襲ったのはこいつだ…
ぺけたん
ぺけたん
みんなはどこにいるの?
モリアーティ
モリアーティ
安心したまえ…無事にあそこにいるさ…
奴が指さすところを見ると黒い幕で覆われた何かがあった。モリアーティが指を鳴らした途端幕が開き檻が現れる。その中にいたのは紛れもなくシルク達だった
ザカオ
ザカオ
眩しっ!
ダーマ
ダーマ
いきなり明るく…
モトキ
モトキ
ここどこ?
ぺけたん
ぺけたん
みんな!
シルク
シルク
ぺけ!!
私はその檻に駆け寄る…
ぺけたん
ぺけたん
みんな!怪我は無い!?
マサイ
マサイ
ぺけお前どうやってここに!?
モリアーティ
モリアーティ
感動の再会はいかがかな?
ンダホ
ンダホ
誰?
ぺけたん
ぺけたん
…どうして?みんなを…
モリアーティ
モリアーティ
君をおびき寄せるためさ…ぺけたん…
いいや…あきなちゃん?
ぺけたん
ぺけたん
……っ!?
こいつ…私の正体を
シルク
シルク
あきな?
モリアーティ
モリアーティ
今から十年前…女に生まれた君は祖父母からの酷い扱いを受け両親の心も壊れかけた時に男装して毎日を過ごす日々だった…
ぺけたん
ぺけたん
………
モリアーティ
モリアーティ
しかし徐々に女性らしい体つきになっていく体に嫌悪感を抱いた…そこで精霊と契約して男として生きたいと願った…それで生まれたのが風の修道士ってわけさ
モトキ
モトキ
修道士…?
ああ…やめて…みんなの前で…
モリアーティ
モリアーティ
そこからは順調だった…しかしある時両親は死んだ…祖父母から君を守るためにね…
ぺけたん
ぺけたん
やめて…
モリアーティ
モリアーティ
そしてその数年後…ちょうど3年前君を受け入れてくれた婚約者は…
ぺけたん
ぺけたん
やめて!それ以上言わないで!!
ザカオ
ザカオ
ぺけ…?
ダーマ
ダーマ
3年前ってお前が休止した…
モリアーティ
モリアーティ
君のせいで…両親も婚約者も幼なじみも傷ついた…婚約者の未来を奪った女…
そして残った希望はそいつらだけ…
ぺけたん
ぺけたん
うるさい!!あんたなんかに何がわかる!?両親も愛した人も無くして…絶望していた私にも希望はあったの!みんなが私の最後の希望なの!!
モトキ
モトキ
ぺけ…
ぺけたん
ぺけたん
ごめん…みんなを騙してた…私は女…この体は偽物だよ…
そう言って私は本当の姿を表す
あきな
あきな
これが本当の私…
ンダホ
ンダホ
ぺけ…
あきな
あきな
ごめんね…軽蔑したよね…でも決めたの彼が死んでから私はあなた達を守るって…
シルク
シルク
そうか…お前はこれで…
モリアーティ
モリアーティ
お前と関わったものは不幸になる…両親も婚約者も…そしてそいつらも最後は失うのさ!
あきな
あきな
いいえ…失わせないわ…
絶対にね…
私は修道士になり戦闘態勢になる
ぺけたん
ぺけたん
あんたが何の目的でカイトを殺したのかは知らない…でもみんなに手を出そうものなら俺が許さない!
モリアーティ
モリアーティ
私と戦うのか…?いいだろう最高の絶望を味あわせてやるさ!
ぺけたん
ぺけたん
絶対に負けない!
俺とモリアーティの戦闘が始まった。
星月
星月
今回はここまでです!
次回ぺけたんVSモリアーティ!
モリアーティの目的とは?

それでは次回までバイバイ👋

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