シルクside
モリアーティは倒され、俺達は元いたテレビ塔の頂上にいた…俺の傍にはぺけが倒れていた…ソウルクロスは粉々に砕けていた…
どんなに呼びかけても…体を揺すってもぺけは目を覚まさなかった…白く綺麗な肌に透き通るような黒い髪の女性…それがお前の本当の姿なんだよな…
その時だった…
「……ルク……シルク……」
声のする方へ向くとそこにはかつての幼なじみでありライバルだったカイトがいた…
俺がそう言うとカイトは小さく頷き、ぺけに歩み寄り抱き抱えた。
そう言うと彼はゆっくりとぺけの唇にキスをする…
するとぺけのソウルクロスが元に戻り輝く…
彼はそっと唇を離した…
彼はにっこりと笑い俺たちに言う…
彼はそう言うと光の粒となって消えていった…
ダホとマサイがぺけを抱きしめながら泣いていた
そう言うモトキとダーマも涙を浮かべていた。
そう言うと彼女は男の姿になる
だって…ぺけはぺけだから…
世界は新たな一日を迎えようとしていた。朝日が昇る…それはまるで俺たちの新たな希望を後押ししているかのようだった…
こいつ…チョロっと本音でたな笑
こうして俺達は解散し、荷物を取りに行ってから帰った…それから次の日にぺけから全てを聞いた。過去も修道士のこともそしてこれからの事も……
その後ぺけの事について動画を出した…初めは批判的なコメントが着くかヒヤヒヤしていた。もちろん批判的なコメントもあったが意外とみんな受け入れてくれる声は沢山あった。
…とまぁ1部変なコメントもあったが…
俺達はこれからもいくつもの絶望と出会うだろう…それでも俺達は前に進む…俺にとってもみんなにとっての希望がここにある限り…ずっとこの希望は輝き続けるのだから……
END(希望エンド)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!