結構深くまで来たな、と思いながら
相変わらずビクビクしている善逸の手を引いて私は走り続ける
善逸はとても苦しそうに呼吸をしていた
突然善逸が一際大きく震えた
震えながらそう言う善逸からは恐怖のオーラが出ていた
半泣きの状態で善逸がへばりついてくる
まぁ、無理もない
この子は耳がいいっぽいから
今私達の様子を木の影から伺っている
鬼の音を聞いたのだろう
そろそろ鬼が私たちを襲いにくる
鬼達のオーラからそう分かると
私はコソッと善逸に話した
私はそう言って善逸を励ます
よし!後もうひと押し!!
よしっ!善逸は女の子好きそうだし!
、、、、どうだっ、、、、?!
鬼からのオーラがいっそう強くなった
、、、、来る!!
来たっ!!
シイィィィィィ(呼吸音)
チャキン
ザッシュ
ゴトッ(首が落ちた音)
ボロボロ、、、、(崩れている)
(説明しよう!
天女の舞とは高くジャンプをして舞いながら鬼の首を斬る、という技である!
斬られた鬼は首が落ちるまで斬られたということが分からないくらい痛みの少ない技。
一度に10~50体くらいの鬼(雑魚、下弦)なら斬ることができる)
私は善逸の方を向く
善逸はそう叫びながらとうとう気絶してしまった
私は善逸の方に向かって構えた
シイィィィィィ
私の呼吸音じゃない
じゃあ、、、、誰の?!
一瞬あたりが光に包まれる
光が消える頃には善逸が鬼を一匹残らず斬っていた
私には何がなんだか分からなかったが
嘘をついているオーラもない
きっと善逸は気絶しながら鬼を斬っていたのだろう
一応事実を伝える
えええー、、、、
まぁこれ以上問い詰めても変わりはしないだろう
私はまた駄々をこねる善逸の手を引いて走り出した
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多分次からは炭治郎たちが出てくるハズです!
、、、、多分、、、、
あとヒロアカメンバーの登場が遅くてごめんなさい!!
もうそろそろ出てくるとおもいますので!
楽しみに待っていただけたらなと思います
でも今回はこの辺で!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。