第42話

記念日②
1,696
2019/10/22 04:25
[てつや視点]

あなたちゃんがベロ酔い。

家に帰ってビールを飲み出したまでは良かったんだけど、

あなた「これ!秘密のやつ!」

と言って日本酒を出してきたあたりからがまずかった。

呂律も回らない力も入らないいつもよりも弱々しい姿になってしまった。



俺はその姿をソファに座って眺めることしかできなかった。なぜならやった姿も可愛かったからだ。










そして今なぜかあなたは俺にまたがっている。

座位じゃん、これ。と心の中でツッコミを入れた。

顔と顔との距離は15センチくらい。


5ヶ月以上まともにあなたちゃんどころか女の子に触れてない俺の愚息が目を覚ましそうだ。

あと少しズレてくれればあなたちゃんの下着が見えそうだ。

きっとしろとかピンクなんだろうな、なんて考えてたらあなたちゃんは口を開いた。

あなた「どこみてるの?ぱんつ?きょうね、こんないろ。」

スカートをめくって見えたのは淡い水色だった。


あなた「うえもね、ちゃんとおそろい。みる?」


断るような理性なんて本当はないけど食いしばりながらも首を横に振った。


あなた「かれしいたことないけど、せいきょういうくらいちゃんとうけてるよ?ねぇ、ここがかたくなれば、そのきってことじゃないの?」


ニコニコと笑って俺のすでに可愛いとは言えない愚息を指差した。

こんな清純そうでもこんなこと言うんだ、
へぇ、そうか?なるほど。かわいい。

自分も酒が回ってきてどうにも出来なくなってきた。


あなた「ねぇ、きすはてをだしたうちにはいりますか?」

てつや「入りません。」


そういうと、両手をつないだ後にキスをした。


こんなにえっちなキスがあるだろうか。

童貞かってくらい緊張して変な汗をかいた。



あなた「つづきはだめ?いまならはずかしくない。ね?」


そう言ってシャツをたくし上げた。


さっき言ってた通りお揃いの淡い水色の下着が見えた。


てつや「ベット行こう、話はそれからだ。」

抱き上げてベットに連れて行った。
一応所持していたゴムを取りに一度リビングへ行った。

深呼吸して戻るとそこには、

シャツをたくし上げたまま、スカートから白い足を投げ出して水色の下着を見せたあなたちゃんが寝息を立てていた。

え…?寝た…?嘘…。本気…?


行き場をなくした熱いパトスを宿した愚息は悲鳴を上げているようだった。








だがしかし数分後あなたちゃんは目覚めた。










あなた「ん。もういっない、ゆ、す」





確実にさっきよりも酔いが回っていて何を言ってるのかは分からなかった。


どうすればいいのか分からずとりあえず寝かしてあげようとすると怒る。

また俺に馬乗りになった。


そしてキスをした。「ゆ」ってそういうことか。ちゅうっていいたかったんだね。


ちょうどあなたちゃんのお尻の下にあるであろう我が子息は鼻息を荒くして踏ん反り返っている。


薄い生地の短パンを履いていたせいで薄い布2枚しか隔ててないので体温が伝わってくる。

長い髪を耳にかけて「どうしたあい?」と言われる。どうしたらいい?ってことなんだろうけど、それは俺が聞きたい。

ここで手を出して朝起きて嫌われたりしないのだろうか。


てつや「ここで続きしたらあなたちゃんの記憶にちゃんと残らないよ?いい?これ以上されたら俺我慢しないよ?」

あなた「いい、てつやさんだもん。」


ニコニコと笑う。もう我慢しなくていいか。付き合ってから5ヶ月、手を出さなかった俺を誰か褒めて欲しい。


押し倒してまたキスをした。

水色のブラを上にずらすと、ピンク色。

まだ誰にも触れられてないらしいそれを口に含んだ。

くすぐったいと無邪気に笑うあなたちゃんを見ると余計興奮した。


シャツ脱がせとこうと思って抱きかかえて起こすと俺の頬にキスをした。


バカ可愛くて本当辛い。シャツを脱がせて、ついでにスカートもとった。


そこでまた葛藤。この子、話を聞く限り初めてだよな。こんな形でいいんだろうか。

潤んだ目を見つめて柔らかい肌に触ったらすぐに理性はサヨナラした。



少しの罪悪感を持ちつつも少しずつ脱がせた。


なにもかもがドストライクだったんだな、と改めて実感した。


折れそうなくらい華奢なのに胸もお尻もしっかりあって、最高だった。



胸に顔をうずめると、あなたちゃんは優しく頭を撫でてくれた。



何度もキスをして気付けば1時間がたっていた。



そこらへんからあなたちゃんの様子はおかしくなっていた。


さっきまで平気そうにキスしたり触れてきたりしたくせに真っ赤になって小さく、だめ、やだ、って言うようになった。



てつや「今ここで最後までしても記憶に残る?よって忘れてたりしない?」

あなた「なんか、お酒抜けてきちゃった。恥ずかしい。」

てつや「あなたちゃんが誘ってきたんだけど。」

あなた「え、本当?嘘?」

てつや「急にまたがってきてその気にさせようとしてきた。我慢出来なくて今この状態。」

あなた「ごめんなさい、はしたないことをしました。」

体を隠そうか顔を隠そうか迷っているのかどれもまともに隠せていなくて、なんか興奮した。

てつや「責任取ってくれる?性教育はちゃんと受けてるって断言してたけど…。」

あなた「そんなこと言ってたの、やだ。ほんとうだめ。」

恥ずかしがるあなたちゃんはなんて言うんだろう、尊い。

開いたままの足を閉じようとするけど俺が居るから閉じれない、まんま正常位の形。





てつや「やめる?」

あなた「てつやさん、我慢出来なさそうだよ。」




顔を真っ赤にしてあなたちゃんは腰のあたりに手を添えた。



忘れないでね、ちゃんと俺のこと見ててね。



ゆっくりとしたつもりだけどやっぱり痛いみたい。

痛いのを我慢してる顔すら可愛い。



狭くて入りそうもなかったけど一応全て入った。



あなた「終わった…?」

てつや「性教育ちゃんと受けたんじゃなかったっけ?」


ここから先は知らないのかなって、ゆっくり出し入れをすると痛そうな顔をしながら腰だけが小さく跳ねた。

てつや「痛い?大丈夫?」

あなた「じんじんする、ちょっとだけ痛い、へんな感じする。」


奥まで入れて少し動かすと、やっと痛そうな声ではない声を出してくれた。

てつや「もう痛くない?」

あなた「うん、でもなんか、おしっこしたい時みたいな感じ、する。」

てつや「それ正解、もう少し動くから。」


小さく息を漏らす程度だった声は少しだけ大きくなった、それを我慢しようとする姿はかなりエロかった。



俺が果てる頃には恥ずかしいって言って涙をぽろぽろと流しながら顔を覆っていた。

少し申し訳ないなと思いつつ可愛いと思う気持ちの方が強かった。

シーツに着いた血を見て俺のあなたちゃんになったんだと実感した。


あなた「わ、ごめんね、血ついちゃったね、」

てつや「あ!まだ動かなくていいよ!しんどいでしょまだ!」

あなた「大丈夫だから、」

そう言って立ち上がるとすぐにペタンと腰を抜かした。


てつや「シーツは後にして一緒にお風呂入ろう?血もそうだけど、あなたちゃんいろいろ…。」

あなた「さいてい!デリカシー!もう!」


これは少し意地悪しすぎたみたいで怒ってた。


抱き上げてお風呂場まで行く。


お風呂のお湯を溜めながらシャワーで洗いっこした。


てつや「ねぇ!なんで!さっき触ってたやん!洗って!」

あなた「もう本当てつやさんうるさい!やだ!無理!」


湯船がいっぱいになったら2人でお風呂に入った。



てつや「もう立てる?」

あなた「さすがに立てる!」


俺が爆笑するのが気にくわないらしい。


可愛いが過ぎるからつい笑っちゃうだけなんだけど。


そうこうしてると、また愚息は挨拶しようと起き上がった。


あなた「え…、そんなの入ってた?」

てつや「うん、入ってたね。」

あなた「いや見てたら怖くて入らないって騒いでたかも知れない。」























あえて平均的な大きさだよとは言わなかった。

知らない方が幸せなこともあるからね。

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