[てつや視点]
ということで日本支社見学。
今まで見たことないくらい緊張してる彼女。
今まで見たことないくらいニヤニヤするメンバー。
今まで見たことないくらい微笑んじゃう俺。
普段家で仕事してるあなたばかり見てるから
緊張してるあなたはあの日以来だ。
メンバーと時々やりとりしてると言っても
LINEでだからとしみつ以外とはまだぎこちない。
カメラが回った途端虫さんが口を開く。
虫眼鏡「あー!てつやの彼女だー!」
その声でみんなが笑う。
りょう「ほら、緊張してるから。笑」
としみつ「あなたちゃん、今日社長としてだからね?しっかりして?」
あなた「あっ、がんばります!」
ゆめまる「としみつの圧怖。」
しばゆー「いじめてる。」
としみつ「お前ら!俺はコラボしてるんだからな!仲良しだもんな?」
あなた「…仲良しです…。」
りょう「本当?笑」
てつや「俺の彼女いじめんで!!笑」
としみつ「いじめてねぇよ!なんならお前ら俺がキューピットだろうが!」
虫眼鏡「としみつがてつやに連絡先教えたんだもんね。笑」
てつや「ね〜!恥ずかしい〜!笑」
お分かりだと思うがあなたがしっかり案内してくれたのに使われたのは俺らを冷やかすシーンがほとんどであった。
(あなたが緊張してカミカミだったのも原因)
何より嬉しかったのは社長室の椅子に俺モデルのパーカーがかかってたこと。
顔を赤くして慌てるあなたは初めて会った日のあなたを思い出すような仕草で、やっぱり俺この子大好きなんだなぁって思った。
でも動画の最後に会社見学のテストを渡されて(東海オンエアの誰しもがテストの存在を知らなかった)最下位の人は1ヶ月罰ゲームです。と言われたのは企画力の高さに驚いた。
ちなみに罰ゲームは俺らが考えていいとのことなので「1ヶ月奇抜洋服生活」になった。
…最下位はしばゆーだった。
虫眼鏡「いや、この人いつも奇抜やん!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。