第43話

39話
946
2020/06/17 07:38
私
禰豆子おはよ〜!
禰豆子
禰豆子
おはよ〜
禰豆子
禰豆子
どうしたの?今日機嫌いいね〜
私
無一郎がネックレスくれたの〜!
禰豆子
禰豆子
良かったじゃん!
禰豆子
禰豆子
うん!
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注意︰言ってなかったかもしれないけど、こ 
この学校はキメツ学園ではないです。
学校
冨岡先生
冨岡先生
そのプリントに希望する高校を書いて、来週までに出すように。
クラスの人
クラスの人
はーい
私
(そっか、もうすぐ卒業なんだ。)
私
(せっかく親友と彼氏ができたのに。)
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無一郎side
無一郎
無一郎
(あなたってどこの高校にするんだろ。)
無一郎
無一郎
(あなたの方が頭いいし、できるだけ近くの高校だといいな。)
無一郎
無一郎
(後で聞こ。)
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私はその日の放課後、頭が痛いと嘘をつき、部活を休んだ。
そして、誰もいない静かな教室で、オレンジ色に染まった外を眺めていた。
私
綺麗…。
バンッ!
急にドアが開いた。
無一郎
無一郎
あなたっ!
私
無一郎…。
無一郎
無一郎
何してんの?部活も出ないで。
私
なんか、行く気になれなくて。
無一郎
無一郎
悩みでもあるの?
私
違うの。
私
…高校のこと。
無一郎
無一郎
高校?
無一郎
無一郎
あなたはどこの高校行くの?
私
私は○○高校。
無一郎
無一郎
僕、そこの近くの高校だよ!
私
本当?!
無一郎
無一郎
良かった〜
私
ほんと、安心した。
私
別れた方がいいのかなって思っちゃった。
無一郎
無一郎
え?
私
あんまり遠くの高校だったら、別れた方がいいのかなって。
無一郎
無一郎
…僕は…
無一郎
無一郎
この先ずっと、あなたと一緒にいるつもりだよ。
私
…え?
無一郎
無一郎
どんなに遠い高校だったとしても、一緒にいるつもりだった。
私
…そうだったんだ。
無一郎
無一郎
…なんで別れた方がいいと思ったの?
私
だって、無一郎の高校にいい人がいたら、私が邪魔になっちゃうんじゃないかって思って。
無一郎
無一郎
あなた以上にいい人なんていないよ。
私
……。
無一郎
無一郎
初めて会った時のこと覚えてる?
私
うん。
私
(確か…)
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