第13話

12話
1,289
2020/06/09 15:40
屋上
私
話ってなんですか?
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わかってるでしょ?
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時透様と仲良くしないでってこと。
私
え?どうして?
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邪魔なのよ。あんた。
私
…え?
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だからこれからは話さないで。
私
嫌に決まってる!
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へ〜そーゆー事言っちゃう?
私
…何?
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あんたの親友にも被害が行ってもいいの?
私
それは…
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じゃあね〜‪w
私
……。
私
(どーしよ。)
私はその帰り道、公園に寄った。
ブランコが空いていたので、久しぶりに座る。
屋上での事や、無一郎の事を考え始めたら、いつの間にか…私は泣いていた。
私
私が何したって言うの?
私
好きな人と話すのはいけない事なの?
私はずっと、下を向いて泣いた。
私
もう、諦めた方がいいのかな…?
私
無一郎は、私の好きになるべき人じゃなかったのかも。
そう呟いて顔をあげると、入口付近に誰かが立っていた。
私
…え?
私
無一郎…?
無一郎
無一郎
なんで泣いてるの?
無一郎の言葉に、自分が泣いていた事を思い出す。
慌てて涙を拭いた。
私
なんでもないよ〜
私
じゃあね〜
私は涙を堪えながら、笑顔でそう言った。
無一郎
無一郎
待って。
無一郎に手首を掴まれる。
振り払おうとするが、力が強くてビクともしない。
私
離して。
無一郎
無一郎
やだ。
私
なんで。
無一郎
無一郎
あなたが何か隠してるから。
私
隠してない。
無一郎
無一郎
嘘だ。
私
……。
無一郎
無一郎
(スッ
無一郎は、持っていた私の手首を引いて、優しく抱きしめた。
無一郎
無一郎
大丈夫だから。
言ったでしょ?僕が守るって。
無一郎の優しい言葉と声に安心したのか、涙が溢れてきた。
私
あのね…
私は屋上であったことを全て話した。
無一郎
無一郎
わかった。話してくれてありがと。
私
…うん。
この後無一郎は、私を家まで送ってくれた。
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作者
作者
次は無一郎sideにしようと思ってます。

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