入学式の日
私と禰豆子は、小学生の頃から仲が良かった。
登下校も、いつも禰豆子と一緒だった。
そんな事を話している内に、学校に着いた。
私と禰豆子は教室に向かった。
教室に入ると、1つの場所に女子が集まっている。
通路を挟んで隣の席だ。
私はその女子達を避けながら、席に着いた。
運のいいことに、前は禰豆子だ。
そんな事を話していると、私の足元に消しゴムが転がってきた。
人集りにいた人も、その消しゴムを拾おうとするも、場所的に拾えないらしい。
仕方なく、その消しゴムは私が拾った。
名前を見ると、
隣から声がして、顔をあげた。
すると、
噂通りの顔立ちだった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。