そして・・・
幸さんは、思い切って聞いた。
2人はまだ知らずにいる・・・坂本くんが綾さんと一緒にいることを・・・・
幸さんは、言えないでいる・・・・綾さんが坂本くんにキスしていたことを・・・・
そして・・・
既に彼女は、井ノ原くんの腕の中にいた。
朝の五時過ぎだった・・・
ちゃんと話したい・・・
長野くんは心配そうに見ていた。
↑熟睡中の2人(笑)
困ったように笑う長野くん。
そして、具合の良くなった坂本くんは・・・綾さんと話をしていた。しかも、帰ろうとしていて・・
だけど坂本くんが誰かと一緒にいるのを見てしまった舞さん。
そう言って迷わずキスをした綾さん。
バサバサ・・・・
舞さんはその場を去っていった。
しかも、泣いていた・・・
坂本くんの手首をつかみ、行かせようとしない綾さん。
そう言って手を振り払い、坂本くんは舞さんを追いかけた。
坂本さんとよりを戻す気じゃ?
幸さんは、嫌な予感がしていた。
と、そこへ・・・
幸さんは、剛くんの顔を見た途端泣き出した
わけも分からず泣き出した幸さんをただ見つめるしか出来ない剛くんだった。
いろんなことがおきすぎだよー!
その頃僕は、あるスタジオで涼子と話していた。
2人のやり取りを見ていた涼子は
野口さんは驚いている。
でも、構わず続けた。
俺は、いつの間にか口走っていた。
自分でもびっくりするような事・・・
最も僕の【嘘】だということは、涼子にも彼女にもバレバレだったみたいだ。
と、歩きながら思ったりしていた。
そして、舞さんを追いかけた坂本くんはようやく追いつき
舞さんのうでをつかむ。
そう言って坂本くんは舞さんを抱きしめた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。