第7話

第7話
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2021/05/21 07:16
そして・・・
幸村とおる
あやのやつ、連絡くれないなんて
雪村幸
・・・・・
幸さんは、思い切って聞いた。
雪村幸
お兄ちゃん、一体何があったの?
2人はまだ知らずにいる・・・坂本くんが綾さんと一緒にいることを・・・・

幸さんは、言えないでいる・・・・綾さんが坂本くんにキスしていたことを・・・・
・・・・・
坂本昌行
・・・・・
そして・・・
三宅健
井ノ原くん・・・・
井ノ原快彦
健・・・・
三宅健
るりさん、見つかったんだね・・・
既に彼女は、井ノ原くんの腕の中にいた。
朝の五時過ぎだった・・・
三宅健
よかったぁー、ほんとに良かった・・
井ノ原快彦
・・・・
三宅健
雨も上がったしね・・・・
長野博
健・・・・井ノ原・・・・
三宅健
長野くん・・
涼子
良かったですね。見つかって・・・・
長野博
涼子ちゃん、ありがとう
涼子
健から聞いた時はびっくりしましたけど・・・
井ノ原快彦
まさか涼子ちゃん、呼び出して?
三宅健
・・・・
井ノ原快彦
ごめんねみんな、徹夜させてしまって・・・
三宅健
井ノ原くんこそ寝てないんでしょ?
井ノ原快彦
これで安心して眠れるよ。健も早く帰って寝ろよ?
長野博
岡田と剛も来てくれて、ロケバスで寝ちゃった。
三宅健
坂本くんは?
長野博
風邪で行けなくてごめんって電話あったよ
三宅健
・・・・そっか・・・本人から?
長野博
うん、それはもちろん・・・
ん?なんかあるのか?
三宅健
いや、何も無いよ?
長野博
井ノ原快彦
・・・・・・
涼子
では、わたしはこれで・・・
井ノ原快彦
ほんとにありがとう・・・気をつけて
涼子
栄養のあるもの食べさせた方がいいとおもいます。もちろんきをつけてはいるとは思いますけど・・・彼女、衰弱してますし・・・
井ノ原快彦
うん、気をつけるね
三宅健
あっ!涼子・・送ってく。連れ出したの俺だし・・・
涼子
大丈夫よ。1人で帰れるから
三宅健
迷惑かけちゃったし・・・それに・・・話したいことあるし・・・
ちゃんと話したい・・・
三宅健
・・・ダメかな?
涼子
いいよ。
三宅健
よかった・・・じゃあ、行こう
長野博
・・・・健・・・
長野くんは心配そうに見ていた。
井ノ原快彦
長野くんも足痛いのにありがとう。
長野博
足はもう大丈夫だよ。それよりほんとに何も無くてよかった。
井ノ原快彦
うん・・・
森田剛
・・・・・・
岡田准一
・・・・・
↑熟睡中の2人(笑)
長野博
それよりさ、あいつ大丈夫かな・・・
井ノ原快彦
健のこと?
長野博
まだ、彼女のことを忘れられないみたいだから・・・
井ノ原快彦
幼なじみだもん。そんな簡単に忘れられないよな・・・・
長野博
そうだよな・・・
井ノ原快彦
長野くんこそ、あかねさんと会ってないんだって?
長野博
俺、振られちゃったかな・・・
困ったように笑う長野くん。
長野博
ケンカとかしてないんだ。むしろしなくなった。なのに・・・

あかねと心が離れた時期があるから健の気持ちが痛いほどよく分かるんだよね・・・
井ノ原快彦
そっか
そして、具合の良くなった坂本くんは・・・綾さんと話をしていた。しかも、帰ろうとしていて・・
坂本昌行
お前さ、とおるさんのこと誤解してるんじゃないのか?
してないわよ!女の人が出たんだから
坂本昌行
それで俺とお前がやり直す理由にはならないだろ?
私にはやっぱりあなたしかいないわ
坂本昌行
あのなぁ・・・俺は・・・・
木村舞
・・・坂本さんいた・・・
だけど坂本くんが誰かと一緒にいるのを見てしまった舞さん。
木村舞
・・えっ・・・あの人は・・・綾さん?
私はやっばりあなたのことが好き・・・
坂本昌行
えっ・・・
好きよ・・・
そう言って迷わずキスをした綾さん。
木村舞
バサバサ・・・・
坂本昌行
!・・・舞・・・
木村舞
・・・・・
舞さんはその場を去っていった。
しかも、泣いていた・・・
坂本昌行
待てよ、舞!
行かないで!
坂本くんの手首をつかみ、行かせようとしない綾さん。
坂本昌行
離せよ・・・
今の俺は舞が好きだ!舞のことしか見てねぇよ
そう言って手を振り払い、坂本くんは舞さんを追いかけた。
・・・・・・
雪村幸
婚約破棄?それ、どういうことななの?お兄ちゃん・・・
幸村とおる
知らねぇよ・・・
雪村幸
まさか綾さん・・
坂本さんとよりを戻す気じゃ?
幸さんは、嫌な予感がしていた。
と、そこへ・・・
森田剛
幸!おはよう!迎えに来たぜ
雪村幸
剛くん・・・・(。>﹏<。)💦
幸さんは、剛くんの顔を見た途端泣き出した
森田剛
えっ?ちょっと待って💧どうした?なんで幸が泣いてるんだ?
わけも分からず泣き出した幸さんをただ見つめるしか出来ない剛くんだった。

いろんなことがおきすぎだよー!

その頃僕は、あるスタジオで涼子と話していた。
涼子
突然でビックリしちゃった。でもまさか健が私を頼ってくれるなんて思わなかったから
三宅健
だって僕たちは幼なじみでしょ?
ただの幼なじみに戻ったんだよね?
野口尚美
あれ?健くん・・・・涼子・・・どうしてここに?
涼子
えっ?尚美?尚美なの?久しぶり
野口尚美
久しぶりだね。今日はV6のみんなが遅刻するって聞いていたから・・・えっでもなんで二人一緒にいるの?
涼子
尚美こそどうしてスタジオに?
野口尚美
今ね、スタイリストやっていて、V6の担当なの
涼子
へぇー、すごい偶然
三宅健
俺もびっくりした。でも、野口さん、早いね
野口尚美
まだまだ下っ端ですから・・・
三宅健
あっ、涼子を送ったら戻るからって、マネージャーに伝えといてくれない?
野口尚美
えっ・・・なんで私が。そういうことは自分で伝えなさいよ。自分のことでしょう?
三宅健
いいじゃん別に!先に会うだろ?
涼子
・・・
2人のやり取りを見ていた涼子は
涼子
ねぇ?2人ってさ・・・
健&尚美
えっ?
涼子
もしかして、付き合ってたりする?
健&尚美
野口尚美
やだ、何言ってるの・・・
三宅健
付き合ってるよ・・・
野口尚美
えっ?
野口さんは驚いている。
でも、構わず続けた。
三宅健
俺さ、
野口さんと付き合い始めたんだ
俺は、いつの間にか口走っていた。
三宅健
だから、お互い様だよね
自分でもびっくりするような事・・・
涼子
・・・・・そう・・・なんだ・・・
三宅健
じゃあ、野口さん、また後でね
野口尚美
・・・・・
最も僕の【嘘】だということは、涼子にも彼女にもバレバレだったみたいだ。
三宅健
(バカだなぁ・・上手に嘘、付けないなんて・・・)
と、歩きながら思ったりしていた。

そして、舞さんを追いかけた坂本くんはようやく追いつき
坂本昌行
待てよ!舞!
舞さんのうでをつかむ。
木村舞
夕べ、ずっと一緒にいたんですよね?綾さんと
坂本昌行
それはごめん。覚えてなくて・・・気がついたらあそこにいて・・・
木村舞
連絡が取れなくて心配でした。あなたが風邪を引いていると初めて聞いて・・・
坂本昌行
ごめん、舞台を一緒に見る約束守れなかった。あっでもさっきのあのキスは無理やりだ。
木村舞
何を信じていいかわかりません。
坂本昌行
あいつは看病してくれただけだ。それ以上は何も無い。俺は、舞しか見てない
木村舞
本当ですか?
坂本昌行
本当だ。だから、信じてくれ・・
そう言って坂本くんは舞さんを抱きしめた。

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