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第15話

team奏・鏑木元
成瀬さん
あなた

っえ…鏑木さん

車はこちらですけど?
あなた

あ、その、歩いて帰りますから

こんな夜遅くにですか!?お送りするように言われてますし…仕方ない
あなた

歩きたい気分なので…では

だめです
とても速いスピードで歩く彼女の手を急いで掴んだ。



咄嗟に取った行動に自分も驚いてしまった。
あなた

…!?

夜道は危険です
あなた

…そう、ですよね…。

仕方ないので私も一緒に歩きます
あなた

いえいえ、大丈夫ですから

歩きたい気分なんでしょう?
あなた

まあ、…

なら、丁度いいじゃないですか!私も歩きたい気分なんです
あなた

え!?

ほら、行きましょう
あなた

いえいえ、本当に大丈夫ですから

しつこいなぁ、ほら行きますよ
グッと手を引きながら歩いた。
家に向かう中で、繋いだままの手に気づいていたが

気づいてないふりをし続けた。
あなた

あ、あの

なんでしょう
あなた

手、手が…

離れられても困るので
あなた

え、あの、

自分がどうして今手を繋いでいるのか頭が混乱していた。

なのに、言葉は次々と出て来て

制御不能状態に陥っていた。
奏様と誠一郎さんと、とても仲が良いですよね
あなた

…いや、仲良いと言いますか…

誠一郎さんがあそこまでムキになるのは初めてみますし
あなた

いやあ…それは仲良いとは関係無いと思いますけど

奏様だって、貴方に夢中で……私だって…
あなた

……?

貴方は今、誰の手を取るつもりですか
あなた

は?

だから、誰のものになるつもりなのですか
あなた

いや、そもそも誰のものにもなりませんし…

では、私はこの手を離さなくても良いと言うことですね
あなた

は?

誰のものにもなる気がないのなら私にも希望はありますよね
あなた

…へ?!

では、ここで…
いつの間にか家は目の前だった。
あなた

っえ、あー、はい!ありがとうございました…

自分の取った行動に後悔しか感じなかった。

いつものように微笑み

家へ入って行く彼女の後ろ姿を見つめた。