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第12話

team奏・久遠誠一郎
久遠さんが倒れるなんて…

信じられなかった。


病院のベッドの上で静かに眠る姿は

眠り姫ならぬ眠り王子。



とても絵になる…。
あなた

久遠さん…

私は久遠さんのかけている眼鏡を静かに取った。


そして、目にかかっている前髪を少し払った。
あまりの綺麗な顔にドキドキが止まらなかった。
誠一郎
……ん
そんな矢先、久遠さんは目を開いた。
あなた

久遠さん…!

誠一郎
病院か…すまん何があったか教えてくれ
流石、久遠さんは

こんな状況でも冷静さを失うことなく

私に質問をしてきた。
あなた

学校から少し離れた人気の無い道に久遠さんがいて

誠一郎
…うん
あなた

急にフラフラと倒れて来て…って流れです。

誠一郎
はぁ、俺とした事が…
私は起き上がろうとする久遠さんの両肩を

弱い力で押し倒した。
誠一郎
…っなんだ
あなた

だめです。こんな体で立てるとでも思ってるんですか?

誠一郎
あぁ、立てる。
あなた

そうですか、じゃあ、やってみてくださいよ

誠一郎
っは、言われなくても……っ
あなた

力入らないでしょう?w

誠一郎
こ、これは違う、力を入れてないんだ
あなた

はぁ、わかりましたから、寝ましょう、無理はいけません。

誠一郎
はぁ、そうだな…まさか、お前に迷惑かけるとはな
あなた

ほんとですよ、しっかりしてください!

誠一郎
…すまん
あなた

…なんてね、少し私は嬉しいですよ

誠一郎
はあ?
あなた

なんか、ほら、弱ってる久遠さんが見れて

誠一郎
まったく、訳のわからない女だ。
あなた

はいはい、なんとでも言ってください

誠一郎
もう、外は暗い帰れ
あなた

いえ、今日は帰りませんよ?

誠一郎
は?
あなた

久遠さんが寝るまで横にいます。

誠一郎
なんのためにだ…俺はもう大丈夫だ
あなた

いえ、久遠さんの事ですから寝ないで何かしそうですし

誠一郎
はぁ、もう勝手にしろ
あなた

はいはい

そして静かな時が流れ始めてから少しして

久遠さんが口を開いた。
誠一郎
なぁ、お前俺と昔に会ってるんだぞ
あなた

え?

目を閉じながら久遠さんは言った。
誠一郎
まあ、中学2年生くらいの頃にお前大人に絡まれた事あっただろ
あなた

あー、って、なんで知ってるんですか!?こっわ

誠一郎
は?あの時助けたの覚えてないのか!!まったく無礼にも程がある。
あなた

え、あの時助けてくれたのは、優しくて爽やかな眼鏡をかけた王子様のような……

誠一郎
俺だ。
あなた

え、ええええ!?

誠一郎
なんだ、今と変わらないだろ
あなた

いやいやいやいや、いつからそんな嫌味になったんですか!?

誠一郎
はあ?
あなた

あ、すみません…

誠一郎
まあ、俺らは初対面では無いという事だ。
あなた

な、なるほど…

誠一郎
なんだ、その残念そうな顔は
あなた

はあ、私はあの頃からずっと理想像が久遠さんだったんですよ、また会えたらなーって、そう考えるとゾワゾワが止まらなくて

誠一郎
なんだ!悪かったな!
あなた

っはは、でも別に悪くないですよ今の久遠さんも

誠一郎
…っ、なんだそれ
あなた

今の久遠さんも昔の久遠さんも、まあカッコいいですよw

誠一郎
……
茶化すように言うと

何も言わずに久遠さんが目を開けて上体を起こし

私の横髪に触れた。
あなた

久遠さん!熱あがって来たんですか!?

誠一郎
いいから、少し黙れ。
あなた

……

誠一郎
お前は俺が好きか
あなた

…は?

誠一郎
黙ってろ。
あなた

…はい

誠一郎
目を瞑れ
あなた

誠一郎
いいから
あなた

はい…

そっと目を瞑ると

横髪に触れていた手が肩に乗り

反対の手も肩に乗った。
誠一郎
いいか、絶対に目を開けるな
あなた

…はい

ドキドキと胸が高鳴るのを感じた。