ぼん「じゃあ別にゆうたのこと特別視してるとかではないんだ」
「うん」
ぼん「そっかー、俺は勝手にそう思ってたけどなあ」
私無意識にそんなことしてたのか
「みんなそう思ってるのかな」
ぼん「いや、みんなはね案外気付いてないと思う」
「そうなの?」
ぼん「あっちゃんとかはもしかしたらちょっと思ってるかもね」
「なぜあつき」
ぼん「人のことよく見てるからね」
「じゃあぼんもだ」
ぼん「そうだなw」
そこからまたしばらく編集をしていると、メッセージがくる
メッセージの内容をぼんに報告する
「あっちゃん達お迎えに来て欲しいって」
ぼん「あー、俺今キリ悪いな、頼んでもいい?」
「はいね、じゃあ行ってくる」
ぼん「気をつけてねー」
ぼんを残して私は家を出た
--------------- (ゆうたside)
あなたのプレゼント買えてよかった
やまとのついでのつもりだったけど、結構時間かかった
あなたには2つプレゼントを買った
そろそろ迎え来てもらうか
ピコン
通知が来る
プルルルル
「電話か」
あっちゃんからだ
「はいはい」
あむ「ゆうた今買い物どんな感じ?」
「ちょうど終わって迎え来てもらおうとしてた」
あむ「おぉー、俺今あなた呼んだから合流できる?」
「どこ?」
あむ「電話する直前にね位置情報送った!」
「ちょい待ち」
位置情報の通知だったのか
「あー、俺すぐ近くにいるわ。そっち向かう」
あむ「おっけーい」
電話を切って向かう
少し歩くとあっちゃんが見える
よし、驚かすか
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。