気付かれないように後ろに回り込んで強めに肩に手を置く
「うぇい」
あむ「うえぇあぁっ」
「wwwww」
あむ「びっくりしたぁw」
「反応良いわw」
あむ「普通にびっくりしちゃったw」
「はー、お前面白い、てかあと誰か来んの?」
あむ「えっとね、ゆうまが来るけどもうちょっとかかるみたい」
「ほーん」
あむ「ゆうたやまとに3つも買ったの?」
「あ?あぁ、いや2つはあなたのやつ」
あむ「うわー!俺も買えばよかった!!」
「www」
あむ「何買ったの?」
「教えない」
あむ「なんでー!」
「なんでも」
あむ「それはなし!」
あっちゃん必死だなw
あむ「あなたって可愛いのにかっこよかったりもしてすごいなあ」
「そうだな」
可愛いだけじゃない不思議な雰囲気をもってると思う
あむ「ゆうたはさ、」
「なに?」
あむ「あなたの事、好きなの?」
「好きだよ、みんなそうだろ」
あむ「あ、俺もあなたの事好きなんだけどさ、そうじゃなくて、女の子として好きなのかなって」
女の子として
あっちゃんからこんな話をされるとは思わなかった。
流石に言葉が詰まる。隠すことじゃない。誰にも言ったことがないからか、返答に戸惑う
あむ「ゆうた?」
「・・好きだよ」
あむ「お嫁さんにしたいほうの?」
「うん」
あむ「・・そっか、!」
なんか、ちょっと声色上がんのなんでだよ
「どういうテンションのそっかだよ」
あむ「だってゆうたってこういうのあんまり教えてくれないから」
「なるほどな、でもこれあっちゃんにしか言ってないから他のやつに言うなよ、」
あむ「いわない!」
「あなたにもだぞ」
あむ「絶対言わない!」
でもあむぎりわんちゃん態度でバレそうなんだよなあ、、
でもなんとなく、人に言えてなんか良かった気がする。
「プレゼント喜んでくれるかね」
あむ「絶対喜ぶ!!」
「なんでお前が自信満々なんだよw」
あー、早くあなたに会いたい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。