じんside
え...
俺はLINEを見て驚愕した。
父からのLINEだった。
何も考えられなくなった。
その時
テオくんにすらも話しかけられたくない気分だった。
おれはそんな事を言ってしまった。
テオくんは静かに他の部屋に行く。
もうやだ...。
それよりも...病院...!
急いで病院に向かった。
_病院
母さんのいる病室...
あった...
ガラッ
気づけば俺は号泣していた。
無意識にテオくんに電話までしてしまった。
母さんは目をつぶっていた。
お医者さんによると、心臓にすこし異常が見られた、と言っていた。
詳しくはよく分からないが一命は取り留めたらしい。
ガラッ
来て早々テオくんに抱きつかれた。
ギュッ
さっきより強く抱き締められた。
テオくんの涙でパーカーが少し濡れた。
チュッ
テオくん...改めて言います...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。