このお話は、一章16話までを読んだ方へオススメします
まだ、読んでない方は、本編を先にお読みください
では、どうぞ
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〈 ともside 〉
ーーーーー
『うっ、あぁ……』
『どうし、よう』
『守らなきゃ』
ん?何?
誰か、いる?
『えと、どうしよう……』
『!?』
『な、なんで、ここにいるの?』
あれは、女の子?
『あ、ここは……』
『お、俺は……』
『……ともさんこそ、なんでここにおるん』
『……どうやってここに来たん?』
『なんで、水晶は割れてるのに……』
『それは、触らんで!』
『割れてて危ないと……』
『それももうすぐ割れるけん、触ったらあかんよ』
『ともさんの水晶は、それ』
『うん』
『割れてる、だから、なんでここにいるか分からない』
『水晶が割れたらこの夢の中に来れないから』
『そう、最初に割れたと』
『ほかのも割れた、』
『そう、showさんの水晶は、この前ヒビが入っちゃって』
『そしたら、夢が壊れた』
『そう、showさんが夢に閉じ込められそうになった』
『大丈夫、きっと』
『大丈夫やけん、心配せんで』
『なんで?』
『割れる原因は、例のアイツのせいだと思う』
『知らないと?』
『そっか、知る前に水晶が割れたってことか……』
『とりあえず、今のところはまだこの3つの水晶は無事やけん、早くみんなを迎えに行って』
『アイクさんと、よっぴーさんと、あちゃみさん』
『俺も知らん……』
『で、でもよっぴーさんは何となくわかる』
『たぶん、animal王国』
『ここは、見つけにくいかもだけど、頑張って』
『生き物のための国だから、地形が複雑になってて……』
『でも、今のところよっぴーさんしか心当たりがないから……』
『俺も早くしてもらわんと困るし』
ーーピシッ
『……また、ヒビが』
『これに封印されてる』
『違う!!そんなのじゃない!』
『これは、これは……×』
「何してるの?」
『なんでここに?showさんは?』
『なら良かった』
『わからない、』
『まさか、なんのために?』
『ない、ないよ……まさか!?』
『分かってるみたいやね』
『×××ちゃんがやったと
自分の命と引き換えに、俺たちに転生の魔術をかけた』
『×××ちゃんが死ぬ前に、ここに封印した……けど、』
『そう、今×××ちゃんはこの水晶を守るために力を使ってる』
『水晶が割れたら、みんなの記憶は戻らないから』
『×××ちゃんが死ぬ』
『宝石が割れる前に、ともさんにみんなの記憶を戻して欲しい!』
『ありがとう、ともさん』
『わかった、行ってらっしゃい』
『ともさん、帰る時間だよ』
『もうすぐ朝が来るけん、起きんと』
『朝までに夢から出れないと一生夢から出れなくなる』
『そういうこと、だから起きなきゃ』
『水晶が割れてるから無理かな』
『またね、ともさん』
『俺?』
『俺は、wーーー』
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animal王国に鳥ちゃんがいる
『おはようございます』
さて、今日もみんなを探す旅に出ようかな
ℯ𝓃𝒹……?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!