ん…?
あつおさん、おはよう〜
え?
ん?
なんで、僕の名前を…
仲間なんだし、当たり前じゃん
仲間…
あ、バステンさん!
バステンさん、起きたの!?
大丈夫ですか?
体痛くない?
え…体は…大丈夫ですけど
よかったぁ
僕はどうしたんですか?
クリーパーに爆破されたんですよ
ビックリしましたよ
え、ほんとですか?
迷惑かけてすみません…
あれー、何謝ってんのw
え?
あつおさんだけが悪いわけじゃないんだからさ
そうです、もっと早くに気づけていたら…
そうだよね、ごめんね…バステンさん
あ、いえ…
僕は大丈夫ですから
俺も…ごめん
もっと、早く伝えれていたら…
いやいや、
アイクさんは声掛けててくれたじゃないですか!
watoさんも、大丈夫ですよ
すみません、守れなくて
俺らが倒さないといけないのに、すみません
いえ、クリーパーに気づいてなかったんですし、仕方ありませんよ
私も…すまない
わっちも、ごめんね
いえ、謝らないで下さい…
…あなたは
ん?
ともさん…
どうしたのー?
…このパーカー、覚えてます?
雪だるまパーカーのこと?
そりゃぁ、おぼえてるに決まってるじゃん
俺が、あつおさんのプレゼントにあげたやつでしょ?
はい、そうです
ともさんから貰った大事なもので…
だから、捨てられないんです
嬉しいな、ありがとう、あつおさん
今も…その後も大切にしててくれてるなんて…
その…後…
その後…だよ
…ここは、今じゃ…?
今だと思う??
『わっち』だぞw
あぁ、そういうことでしたか
えぇ、大切にしてますよ
貴方から貰ったパーカー
ふっ、ありがとう
今のともさんと、昔のともさんは違うんですか?
えー、どうかなー?
変わらないと思うけど
あつおさんから見て、わっちは変わってた?
いえ、まったく…
クミさんとソーラさんに振り回されてましたよw
やっぱりかw
でも、仲間が好きなんだなぁってわかりました
僕のこと、とても心配してくれましたしね
お、いいとこあるじゃん
それは、貴方にも当てはまるんですよ?
えー?
でも、わっちはすぐに仲間売るよ?w
それでも、僕たちのこと大切に思ってくれてるのはわかります
だって、ともさんが死ーー
まって、
え?
それは、言わないでよ…
…そうですか
…俺はさ、みんなのこと見てたからわかるけど、みんな俺のこと覚えてないんだよねw
もう、悲しい!!
あはは…
でも、ともさんと一緒に居るってことは、みなさん思い出されたんじゃないですか?
そうだよ!!
でも、思い出しちゃうと…わっちはみんなに、夢を見させられなくなるんだ
やっぱり…
もう、会えないんですね
気づいてたかぁ…
そうだね、昔のわっちにはもう会えない…
けど、あつおさんには今のわっちがいるからさ
無理にとは言わないから、もし良いなら…
今のわっちの、我儘聞いてあげて欲しいな
えぇ、勿論ですよ…
…あつおさん、頼んだよ
えぇ、またいつか
…うん、必ず
未来ーーーーー
!!
えぇ、勿論…
ーーーーー
あつ…バステンさんいるー?
はい、居ますよ
おじゃましていい?
そのことなんですけど、
俺、明日からこの家を出ることにしました
え、なんで!?
ふ、ともさんに言われたんですよ
『わっちの我儘を聞いて欲しい』って
あぁ…黒歴史が…
て、俺…そんなこと言ってないよ?
ふ、『今』のともさんに言われたわけじゃないですよ?
!
じゃあ、バステンさんもあの夢を見たんですね?
はい、ソーラさんも?
はい、私だけでなく…クミさんも
不思議な夢だったな
ほんとに…
…俺のこと置いてかないでくれる?
ww(黒い笑顔)
あ、そうだ…ともさん
ん?
ともさんの我儘ってなんですか?
俺の我儘ねぇ…
俺の『我儘』は、『全員で、旅をすること!!』かな
はは、昔と一緒じゃないですかぁ〜
いいじゃんか〜
それもそうですね
じゃあ、バステンさん…
明日迎えに来るから
はい、ではまた明日
またね、あつおさん
また明日
またな
はい…
……To be continued
バステンさん、お疲れ様でしたー!
やっと、次の回でみなさんと一緒に度に出れるんですね
おぉ、知識人が増えた!
気になってたんですけど、
バステンってなんで、その…あつおさんって、呼ばれるのを嫌がってたんですか?
正確に言うと、『あつお』と言う名前を呼ばれたくなかったんです
実は、あの国では…
血族、王族しか知らない裏の名というものが存在します
僕の家の裏の名前は…
『snow国の頭脳』
僕の家は、代々国に仕えてきた、由緒正しい家なんです
snow国の頭脳…聞いたことがあります
snow国を栄えさせる上で重要とされ、頭脳を手に入れようと、他の国と争いが起こった…とも
そうです、僕の家族はみな、戦争に巻き込まれ死にました
僕は、唯一生き残った頭脳です
だったら、なんで図書館で働いてるの?
snow王国が滅びた原因でもある、僕の血筋…
生き残っていたとなれば、利用されていたでしょう
僕は、自分の人生を生きたかった…
それに、もう二度と戦争など見たくないんです
そっか、でも、それと名前になんの関係が?
僕は、まぁ…天才少年として幼い頃から有名だったこともあって…
名前は知れ渡ってるんですよ
『頭脳の子供 あつお』と、昔はよく言われました
あつお、なんて名前普通に探してもいませんからね…
バレないように隠していたんです
だから、この名前も嫌いでした
でも今は、ともさんに呼んでもらえるから…
この名前で良かったって思います
うれしいこといってくれるなぁw
…自分の名前は嫌うものじゃないよ、あつおさん(^^)
えぇ、そうですね…
僕もそう思いました…
よーし、ではでは〜
また、次回お会いしましょう
あかがみーんクラフトー!
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