ヒョンが帰った後、しばらく沈黙が続いた。
ヒョンと抱きついてたことにイライラして冷たい態度をとってしまう。
あなたが少し怖がってる様子だけど
僕のイライラは収まらない。
泣きすぎて全然喋れてない。
さっき言い方キツすぎたかな…
ちょっと可哀想になって
手を広げて待っていると
いつものように泣きながら抱きついてきた。
さっきのことでイライラしてるはずなのに
今は怒りより守ってあげたいと思う。
背中を優しくトントンと叩いて
あなたが話してくれるまで待った。
5分後…
話せるようになったのか、僕の腕から離れて
向き合うように座った。
…
ほんとに純粋だな…僕の彼女は
…
…
これからも俺の事たくさん頼ってね
可愛い僕の彼女ちゃん。
end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。