kazuma side
放課後 北人と後輩の樹と話してた
急に北人が思い出した様に…
北「あっ!壱馬結局どーなったのあの子と」
樹「あ、例のあの子ですか」
「いや別になんもない、」
俺があなたちゃんに恋愛感情を抱いているのは
内緒にしておこう…
これが彼女を傷つける理由なってしまった…
樹「そりゃ、そーですよね、」
北「壱馬にあんな地味なやつ釣り合わないって」
「………まぁな笑」
…ガタッ
北「えっ、誰かいんじゃん」
「え…あなたちゃん…」
『…あっ、えっと…』
今の話…もしかして…
『分かってました、壱馬くんが私の事好きになるはずないって…』
『夢を見せてくれてありがとうございました、。』
『大好きでした…。』(ペコッ
目に涙を貯めながら言う君は
とても綺麗だった…
「ちょ、あなたちゃん」(グイッ
あなたちゃんと話したくて
手を掴んだ
『ちょっ…辞めてくださいッ…』
「いや、あれは…」
『いいです、言い訳なんて聞きたくありません。』
『ッ…』
北「…え、壱馬ほんとに好きになったの?」
「ッ…まぁな…」
この日はなにも考えられなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!