第3話

信じて....る...?
103
2018/08/16 00:40
千佳)「え...もしかして、あたしを待ってたの...?💧」

少女マンガでよくある、

「遅い時間まで私を待っていてくれた!!
私...彼のこと、好きかも ....っ❤️」

などと、キュンキュンするであろうこのシーン

あたしには恐怖でしかない....💧

裕也)「うん。一緒に帰ろうよっ」

裕也)「話ある。」


断れない千佳

千佳)(だって断ったら仲間内で変な噂がたちそうじゃん...)


『かえり道』



[なんでまた来るの...]

千佳)(もう用済みだと思ってたのに ...)


裕也)「バスだよね、西回り?」

千佳)「え...う、、うん..」

続かない会話にビミョーな空気を感じる千佳


[よく知らない男の人と、夜二人で歩くの怖いな.....]

千佳)(変なとこ連れていかれるんじゃ...)

千佳)(....💧)

違う意味でのドキドキしかない...

裕也)「.....」

裕也はそんな千佳を見て、思わず...



裕也)「 フッw」




[え?]




千佳)(いま...笑った? ナンデ...?)


うつむいていた千佳も、思わず顔を上げた

裕也には、キョトンとしてこちらを見てくる千佳にもまた面白かった

裕也)「いや ごめん。また何を考えているのかなと思って...www」

千佳)「?」

裕也)「あのさ、」

裕也)「俺が柳さんを好きだっていったの、罰ゲームでも、騙してるわけでもないから。」

千佳)「........💧」

肩がすくむ....

裕也)「あ、全然信じてないなf(^^;」



[だって証拠もないのに どう信じろと...?]


裕也)「うーーん......!」

裕也)「よっと」

裕也は、道の脇にある川との仕切りの段さに、足をかけた




裕也)「信じてくれないと、俺 こっから落っこっちゃうけど いいの?」




[はい!? (@ ̄□ ̄@;!)ナニイッテンノ!?]


裕也)「ホントに飛ぶよー」

千佳)「え..ちょっと...💧」

裕也)「いーち、にー....」


人の倍ネガティブな千佳は、ちょっとした冗談が怖い。

これもまた、千佳には脅しにしか感じられなかった




千佳)「ままま待って待って!!!信じる!信じるから!!! トラウマうえつけないで!」


身長が高い千佳は、軽々と裕也を持ち上げた

裕也)「わっ!スッゲ...」

裕也)「よし、言ったね?」

千佳)「言うしかないでしょ...これって脅しじゃん....」


千佳)「......はっ!」

まだ持ち上げたままの裕也の胴体に気づいた

千佳)(触んじゃねぇ って思われる...)

パッとはなし、間をあけた

裕也)「脅し..w まあね。そうしないと話進まないでしょ?」

千佳)「........💧」

そっと目をそらす千佳

裕也)「でも..まだ半信半疑ってカンジ..」

千佳)「だって意味わかんないもん...
なんであたし....?」


裕也)「んーーー...」

ちょっと照れたカンジに頭をかく裕也

裕也)「...柳さん 気づいてないと思うけどさ、俺ら選択授業一緒なんだよ」

千佳)「え?」


プリ小説オーディオドラマ