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第1話

とびら
1,400
2019/06/05 13:27
疲れた
毎日毎日、テレビ局に行って、収録して、練習をする
この繰り返しだ
俺に.......アイドルに逃げ道なんかない
今日も昨日と同じ様な日を過ごして、明日も同じ
だけど、この仕事が嫌いなわけでは全くない
メンバーや応援してくれる子もたくさんいるし、恵まれていると思う
でも、やっぱり大変な事は多い
俺はリーダーだから、
俺は、1番年上だから
そう言い聞かせても気持ちは言う事を聞かない
ちょっとだけ外に行ってみよう
だけど、夜だからと言って変装せずに外へ出る事は出来ない
だから黒い帽子とマスクで自分を隠す
ーーーーーーーーーーーーーー
外に出ると気分がいい
全てから解放されて、何も考えなくていいからだ
スンチョル
あれ、こんなところにカフェなんかあったっけ?
なんだか不思議な扉だ
見たことのない不思議な木の色と、ドアノブの形
なぜか、惹かれてしまったんだ
さらに、もう10時を過ぎてるというのに中は灯りがついている
怪しいけど、気になって仕方なかった
俺はそっとドアノブに手をかけた
???
ふぁっ!いらっしゃいませ!
そう、これがきみと俺の出会い

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