第11話

第23話 わがまま
2,361
2018/11/25 12:56
木兎「!あなた!!あなた!!」

友香「凄い熱!」

木葉「!?!?」

監督「騒がしいな...どうした。」

友香「監督!!あなたちゃんが!」

監督「七瀬がどうした!」

友香「高熱が出てしまって、さっき倒れてしまいました...」

監督「そうか...青山とりあえず七瀬を着替えさせてくれ。あと、髪の毛も乾かしてくれ」

友香「はい!エース君、ちょっとあなたちゃん運んでくれる?」

木兎「あ、はい!」



ー医務室にてー
赤葦「木兎さん、とりあえずご飯食べてきてください。食堂閉まっちゃいますよ。」

木兎「でも!」

赤葦「大丈夫ですよ、七瀬さん大分寝息も規則正しくなっています、多少落ち着いてきてますよ。だから早く行ってください」

木兎「...分かった...あかーし、その間ここに居てくれ」

赤葦「分かってますよ」

木兎「頼んだぞ!赤葦!」










『ん...』

赤葦「あれ、七瀬さん起きましたか」

『あっ、うん。赤葦くんごめんね』

赤葦「僕は今さっき来たばかりですよ。」

『え?』

赤葦「木兎さんがずっと側に居たんです」

『そうなんだ...光太郎は?』

赤葦「1度ご飯とお風呂に」

『そっか。』

赤葦「七瀬さん熱測りましょう」

『あ、うん』

コツン 赤葦が額に自身の額をくっつける

『?!?!』
ち、近い!

ガラガラガラ

木兎「!!おい、赤葦!!」

赤葦「あ、木兎さん」

木兎「あ、木兎さんじゃねぇよ!何してんだよ!」

赤葦「何って熱測ってただけです。」

木兎「体温計使えよ!」

赤葦「どこか分からなかったんですよ」

木兎「探せよ!」

赤葦「とりあえず、熱は大分下がってます、今日はゆっくり寝てください」

『は、はい』

赤葦「では」

木兎「あ、おい!」追いかけようとする

キュッ 木兎の服の裾を引っ張る

『光太郎...いっちゃ嫌...』

木兎➳ ( ˙-˙キュン 「ごめんな、ここに居る」

『ありがとう』ニコッ



木兎「あなた、熱何度??」

『えっと...38.0℃だって』

木兎「まだ高いな...夜は俺じゃなくてユースメンバーの誰かが来るからさ、」

『うん...あのさ、光太郎、わがままかもしれないけど...』

木兎「?なんでも言えよ!」

『えっと...その...朝、ロードワークの前でも後でもいいからここ来てほしい...な...』

木兎「...今日あなためっちゃ可愛いんだけどどうしたらいい?!」

『へ?!////』

木兎「あ、いや、そうじゃなくて全然いいぞ!朝来ればいいんだよな!」

『もう一つわがまま言っちゃダメ?』

木兎「ん?」

『ユースメンバー...多分友香さんが来るまで、一緒にいて欲しいな...』

木兎「おう!...なぁ、あなた?一緒にいて欲しいとか思ったりすんのわがままじゃないから、全然言えよ?」

『...うん...ありがとう...』

木兎「じゃああなたは今日はさっさと寝ろよ?ほらおやすみ!」

『おやすみなさい』

プリ小説オーディオドラマ