それはヴァイオレットが描いた、ラッキースケベものの漫画を見たのが始まりだった。
あとがきまで見るタイプの俺は、「貴方(視聴者様)もラッキースケベの呪いにかけました。」という文字を見て、
半笑いで嘲笑った。
まさか本当に、自分がラッキースケベの呪いにかかるなど思わずに……
♡♡♡
そういい扉を開け……
バタンッッ
やっっっっべぇ〜〜
え、入ってますって表示あった??
待って見てなかった終わった。
慣れてきてたというか……。
つーか朝風呂被ると思わんじゃん!!
つーーーーか…………
いや馬鹿馬鹿馬鹿俺!!忘れろ!忘れろ〜!!/////
♡♡♡
あぁ、じゃなくて!
そういい俺は立ち上がる。
が、カーペットの変わり目の段差に足がもつれ、
転ぶ…………っっ
ドンッ
ん…?なんか、柔らか……?
なんだこれエロ漫画の展開かよ?!?!
そういい急いでアズリエルの胸から手を離す、と。
転んだ時に服がはだけていたようで、生乳が露出され…
♡♡♡
えと、ここは…………
壁も白い、天井も白い、長方形だ。
ここは……天界、?
アズリエルが顔を隠しながら言ってくる。
思ったより純情だなそういえば天使だったか!!
そういいアズリエルが後ろを向……
【白色でした】
現実世界に戻ってきて、アズリエルが顔を真っ赤にして言ってくる。
あーだめだ、アズリエル、恥ずかしさでおかしくなってる。
ていうか本当に縄出してるし!
そういい俺は足をじたばた動かし反撃したのだが、
俺の膝が、たまたま、アズリエルの………股に。
♡♡♡
俺らは2人でお茶を飲みながら今の状況について話し合っていた。
バシャッ
っと、アズリエルが"たまたま"プラスチックのコップを落とし、
液体を胸に零す。
アズリエルが俺の手を掴む。
♡♡♡
結局俺はトイレの中に本当に監禁されることに……。
トイレの扉の奥からアズリエルが話しかけてくる。
そういい俺は勢いよく扉を開ける。
アズリエルごめ……!!
赤らんだ顔、
汗が混じった体、
必死に股を抑えたポーズ…。
♡♡♡
どっと疲れた………!!
今日のことをふと思い出す。
柔らかかったなぁ、真っ白だったなぁ、大きかったなぁ…………。
ちょっと最後の日くらいしこるか。
まー今日は手こきでいいや。
すぐに布団で息子を隠す。
くそ、こいつ寝ぼけて……っ。
これもラッキースケベのせいか?!どっちにしろ正気失ってんのは明らかだが……っ、
いやもう何も関係ねえよ!!
俺今息子出してんだぞ?!?!?!/////
あーもうなんで女子ってのはこんな思わせぶりなんだ。
つーかめっちゃハグしてくるし胸当たるし。
俺出るぞ?つーか続きやっていい?ムラムラの真っ最中なんですが??
ここはアズリエルを襲わない為にも出して賢者になっとくべきだとおもうんですよはい。
♡♡♡
【朝】
♡♡♡
あれから……、
アズリエルは、俺が何を話してもそそくさ逃げていく。
『んん〜♡好き、♡』
あれも呪いのせい?
『………………だ、駄目、よ……/////』
あれも??
『あぁっ、いや、……その、まぁ?悪気はなかっただろうし……その、そんな謝らなくてもいいわよ…?///』
あれさえも??
♡♡♡
すぐ意識しちゃうし……、思い出しちゃうし!恥ずかし〜〜!!////
『………………だ、駄目、よ……/////』
【こんな女神様と同居してる時点でラッキースケベだよね??】
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。