『ちょっと取り乱してしまったわね』と興奮を中断したアズリエルは、繋ぎ言葉を繰り出した。
冗談だよね??ねぇ、目がガチだよ??
今の笑顔は……ちょっとだけ、いや男のツンデレとか需要ねぇ。かなりよかったな、
忘れてたけどアズリエルって天使だったし。……あ、忘れてたわ。天使なんだな。
そう言って……可愛く笑った。うん、ごめん。いい感じの文にしたかったんだけど「そう言って目隠し女は可愛く笑った」じゃ駄目かなって思ってよ。
…………どうしよ。聞かない方が良かったかな。俺人の名前覚えんのめっちゃ苦手なんだよ。
アイヴィー……どうしよう、何とか目隠し女と繋げないと覚えられないんだけど。アイヴィー…アイ……アイだけでも覚えれば…愛。あーー…あれだな。愛が重すぎて束縛しちゃったやつね。俺以外の男を見るな的なね、本当にいいのかこれで。まぁいいや脳内だけだし。
かなり……波乱万丈だな。
うん…下ネタ説明はヤりたい人に任せよう。
そういいアズリエルが試験最中の場を指さした。
今、俺たちは試験会場にいる。理由はアズリエルと……目隠し…メンヘラ……アイ!うん!愛称ってことにすればいいや!
そう、アズリエルとアイの性交試験…あ、違うのか。毒されたわ。ペア試験の為である。
ただまだ時間が来ないので(順番は抽選)俺たちは観客席にいた。
今試験を受けていたのはちょうどあのチーレム野郎と猫耳女だった。
堂々求愛系女子はチーレムに欠かせない存在だ…。まぁSEX出来ないこの世界じゃ意味無いけど!
この試験は、あくまでパートナーの力を図るので、男側は椅子に座ったままオナニー以外しないことになっている……のだが。
今。にゃんにゃんが、チーレムの背中に胸を押し当てた…。見た感じF…?G?アズリエルの方が大きそうだが……かなりたわわである。
…………マッサージだ。
肩を揉みながらそういうにゃんにゃん。これは…まさか。
でも無意識なのか。そうなのか。
お前が得意とか言ってきたんだろ!!
こいつはなんで冷静に分析してんだ!
まじこいつどっかの海に沈めて服濡れてちょっとエロい感じになんねぇかな。
アイがぶつぶつと呟いていたが、断片的なその単語を上手くききとることは出来なかった。
『あとがき』
名前を覚えるのが苦手だと主張する童帝くん、アズリエルは一瞬で覚えたよね??
ちなみに元々アズリエルの言葉から天我がアイヴィーのことをアイブという名前と勘違いするというネタがあったぞ。
アズリエルの〜太もも〜揉みたいな〜♪(ドラえもん風)
童貞くんはなんだろ、フェチが他にあるからね、…うん、作者が脚フェチなのよ!!
次回も見てんが✩←これいいね、使ってこう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!