第7話

初めてのオナニーを人に語って…
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2021/06/19 02:01
天我
はぁ…疲れた。
アズリエル
みんなの前でちんちん晒したんだもんね?!ねぇ?!
天我
うるっせーな!
俺だってまだ股間…心の傷がいえてねぇんだよ。そこは天使らしく慰めるのが義理だろう。
アズリエル
あら、怒った?それともおっきしちゃったのかしら?童貞くん。
うぜぇぇぇえええ!!!!
天我
ペア試験は別日か…
アズリエル
そう!性交試験!
天我
え、今度はオナニーじゃなくてセックスに……
アズリエル
ならないわよ童貞、言葉のあやって知ってるかしら?
いや今のは言い方が悪いだろぉ!こんな狂った世界だ。そうかもしれねぇじゃねぇか!!
天我
あ、そういえば…なんであの時、精子が出なかったんだ?
質問の内容は頭おかしいが俺は大真面目だった。あの時、俺はいったのに精子が出なかったのだ。
アズリエル
あー、それは精子が出るッ/////って気分を魔力に変えたからよ。その時のエロい気分だとかがそのまま魔力に変わるからね。精子が出ないのも当然!
どうしよう、真面目に答えてくれてるのに内容が下ネタにしかならない……。この世界、狂ってやがる…!!
…あの
唐突に。妙に可愛らしい声が聞こえてきてきて後ろをむく。
天我
えっ。…と
小さい。

いやまじで、背がかなり低い。俺が高一だけど……中一くらいか?いや、中二…?

というか……つややかな銀髪はすっげぇ綺麗だけど…目を黒色の布でおおって…目隠しになっている。目見えてんのか?
アズリエルよりは髪がストレートというか、手入れされてるようなされてないような枝毛が一切見当たらない、シンプルな髪の毛。いや、目のインパクトが強すぎるというか。
アイヴィー
私を、サポーターにしてほしいですだよ。
んー……?
天我
…………えっ…と
アイヴィー
……?貴方は"えっと"が口癖なのですか?だよ。
天我
い、いや…違うけど…
アイヴィー
そうなんですかだよ。
こいつの喋り方面倒くせーっ!!!!!
アイヴィー
つまりは、あしきに脳イキについてかっちりぎっちり教えて欲しいんです。…だよ?
天我
へっ
もしかしてこれ……よくラノベにある、展開では…?俺一応点数良かったわけだし!モテた的なやつでは??
アズリエル
がっちりみっちりぎっちりぎしぎしあんあんと体に教えこんで欲しいみたいね!欲しがり屋さんっ!
天我
おい。
まじでオープンなんだなこいつ…
アイヴィー
あしきは知りたいんですだよ。だから、あしきを貴方のサポーターにして欲しいです。だよ、
天我
……え、でも…
アズリエル
いいんじゃないの?性交試験の前にサポーターは確定させなくてはいけないわ。私は3Pでも全然いいのよ?
その言い方だと俺がクズみたいじゃねぇか。別に浮気とかじゃねぇからな?な?
天我
…………ふむ。
アイヴィー
貴方は……貴方も、脳イキについて知っているのですか、だよ?
アズリエル
その予想の通り通りのリコーダーぺろぺろよ!
ネタが小学生か!!
アイヴィー
ふむ、リコーダーをぺろぺろすることになんの意味が?だよ
アズリエル
好きな子が口にしたものをぺろぺろすることにより体液の交換をし興奮するの!
アイヴィー
キスをしていないのにキスをしている気持ちになるということですか?だよ?
アイヴィー
間接的…科学的にいえば、関節キスと名づけられそうですだよ。
もう名付けられてんだよ!
天我
あー…この人は相手しなくていいよ?下ネタしか言わないし。
アイヴィー
…………下ネタ?聞いたことないですだよ。
天我
……下ネタって言うのは…
アズリエル
エロい言語のことよ!
天我
おい!
アイヴィー
エロい…?
……ここの世界は…本当にエロいって概念がないんだな。
天我
性的興奮を催す……で、伝わるか?
アイヴィー
わからないです。……だよ、
アズリエル
あぁ。貴方、魔法の杖に興味がある?二つ名はちんこ!はちんちん!
アイヴィー
……!ありますッ!あのッえっと……!だよ!
天我
……………えぇっと…
天我
とりあえず、うちくる?
気づいたら、周りにだいぶ人が集まっていた。






















アイヴィー
あしきは気づいたんです!この世界が腐ってることに!…………だよ!!
アズリエル
あら、詳しくねっとりじっくり時間をかけてッ…/////話してくれるかしら。
完全に興奮状態で早口な目隠しちゃん(名前不明)に、アズリエルがゆっくり話せと司令をかけた。
アイヴィー
…………ある日のことですだよ。…あしきは、机の角に女性器をぶつけたんです…だよ。
おっふ。何の話だ。
アイヴィー
その時、何か体に電撃魔法をかけられたような気分に陥って、それがずっと気になっていたんですだよ。
アズリエル
電マ?!デンマ?!
アイヴィー
電マについて詳しくお願いしますだよ!
天我
話が進まないからやめろ!
アイヴィー
その時からあしきは、女性器を触ると食欲、睡眠欲にも劣らないほどの何かの快楽感を感じることに気づいたんですだよ。
はいはい性欲ね。
アイヴィー
将来は魔法科学者を目指し、この学園の入学を希望していたあしきは、一気にその夢がどうでも良くなり、その気持ちをつきとめたくなったんですだよ、
…………ふむ、上手くいけばこの腐った世界を直せるかもな。てか科学者なのか。
アイヴィー
だから、ここにも通うつもりはなかったんですだよ?でも…あしきは女性器について調べるうち、何故男性器はないか気になったんですだよ。
アイヴィー
もしかしたらこの快楽感は、男性にとって女性器の部分にあたる魔法の杖にも関係するのではないか。何故そもそも女性と男性は性が分けられてるのかが、とても気になったのですだよ。
ふむ……
アズリエル
そんな貴方にいいことを教えてあげるわ!女性器はおまんこ。男性器こと魔法の杖はおちんちんという名前よ!
アイヴィー
なるほどですだよ!
天我
なんてもの教えてんだ!
なんと言うか、このエロい知識がない世界ってのは、かなり厄介な設定のようだ……。














『あとがき』

新キャラ出す時めっちゃ迷いました。
語尾を「なのです」にしてみたり、「と、私は言いました」にしてみたり「と、私は○○(質問・返答などなど…)します。」など。
色々考えた結果「ですだよ」に落ち着きました。

いっその事ちんことかで良かったかな。
「了解でちんこ!」
……いや駄目だわ。エロ漫画の「駄目ッ/////」は駄目じゃないって意味だけどこれは普通に駄目だわ。

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