第11話

今までで一番長い夜
3,775
2018/05/23 13:49
少し上にある顔は、まるで子供のようにムスッとしていた。
うらたさん
せっかく時間、できたのに……
センラ
まぁ、たしかに…せやけど──
うらたさん
やだっ
センラ
えっ…んっ、んんっ!?
いきなりキスで口を塞がれる。想定外のことへの驚きとうらたさんの勢いで、体はまたベッドの上へ逆戻りした。
うらたさん
センラは、まだ残ってんだろ?なら…ちゃんと最後までシたい
センラ
うらたさん……
ほんと、こういうところだけ男らしい…何度か見慣れた気もするが、やっぱり毎回驚いてしまう。
センラ
わかりました。…でも、リードは俺にやらせてください
うらたさん
え、うわっ!
うらたさんの体を支えて、体を反転させ俺が上になる。足の痛みはない訳では無いが、スイッチがONになったなら関係ない。
うらたさん
お前、足は…
センラ
もう痛くないですよ。うらたさん見てたら全部消えてもうた
うらたさん
んなわけ…んっ
反抗する手をおさえ、今度は俺から唇を塞ぎ返した。さっきまでの余裕はどこへいったのか、うらたさんはすぐに甘い声を出し始めた。
センラ
ほんま変態ですね、うらたさん。すごい顔してますよ?
うらたさん
そういう、いい、から…早くしろっ
センラ
はいはい、お姫様っ!
うらたさん
んあぁっ!!
俺は元々深く繋がっている状態から、更に奥へ自身をぶつけた。
うらたさん
や、そこっ、ばっか…ひゃっ!
センラ
うらたさんは奥の方好きですもんねぇ。好きな人の好きなことしてはるのに、なにが''いや''なんですの?
うらたさん
ちがっ、んぁっ!
突けば突くほどナカは締まり、絶頂へ達してしまいそうになる。俺は我慢の限界までイかないようにしてたものの、気持ちいいのは我慢できなかった。
センラ
うらたさん…俺、もう、イきそうや
うらたさん
ぁあ、んっ…おれ、も、もぅ…イくっ…んぁ、あぁっ!!!
センラ
っ!
最後の締め付けで、俺は絶頂に達し吐精した。下にいるうらたさんは疲れはてた様子で、目を閉じたらもう寝てしまいそうだった。
センラ
うらたさん……大好きや
うらたさん
はぁ、はぁ…ふっ、ん
好きや、大好きや。心が好きで溢れそうや。俺だけのもんに、なってくれへんかなぁ…。


欲しいという思いが強くなり、そして口付けは深くなる。俺が舌を入れると、うらたさんもそれを絡ませてきた。

そして上も下も繋がったまま、俺もうらたさんも吐精した。
うらたさん
ぷはっ!はぁ、はぁ…
センラ
はぁ、はぁ、っ…
その後覚えてるのは、狂ってしまうくらい愛し合い続けたことだけだ。

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