第33話

捕まった
225
2018/04/18 11:53
あみside
お母さん
あみ〜!!起きなさい!遅刻するよ!
学校に行きたくない。
あみ
頭痛いから休むー。
お母さん
また嘘ついて!お母さんを困らせないで!もう。
今日だけは本当に学校行きたくない。でも休めないしな〜。
ガチャ
あみ
行ってきます。
お母さん
行ってらっしゃい!
公園でも行こ
あみ
公園に来たはいいけど、何しよ。
あみ
ていうかこの写真バックに入れたままなんだけどどうしよう。
捨てたら見つかって、迷惑かけるし……。
キーコキーコ
ブランコに乗りながらそんなことを考えていると
カサカサ
足音が近づいてきて見上げるとそこには愛がいた
あれあれ〜?どうしたの?そんな暗い顔して
最悪
あみ
……
なんか言ったらどうなの?
あみ
……
時間やば!アンタのせいで遅刻するじゃない!最悪!
あみ
(何が最悪だよ。こっちのセリフだっつうの!)
心ではそう言えるのに。怖くて言えない。
そして愛は学校に行った
あみ
で、この写真……燃やそ。
私は公園に落ちてあったライターを拾い、水を用意して写真に火をつけた
写真はだんだん黒い物体になっていく
あみ
私もこんなに簡単に無くなるなら良かったのに(小声
そう思って見つめていると
キキー
自転車のブレーキの音がしてその方向を見ると
警察官
何している!ちょっとこっちに来い
警察官は火に水をかけ、私はパトカーで警察署まで連れていかれた

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