アナウンサー:速報です。
昨日、小説の投稿を
サボった罪に問われていたサラダが
緊急謝罪会見を開くようです。
現場のあなたさーん。
あなた:はい。現場のあなたです。
会場の近くには多くの報道陣が
集まっています。
会場の中。
カシャカシャカシャ
ザワザワザワザワ
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
カシャカシャカシャカシャ
どうして投稿しなかったんですかー!
カシャカシャカシャカシャ
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
晩御飯のあとにできたんじゃないですかー!
でも雑談部屋は出してましたよね!?
カシャカシャカシャカシャ
その時間に小説を出したら良かったじゃないですか
カシャカシャ
課題も全然やってませんよねー?
課題を優先しろや!
学校帰って来た時に時間あっただろぉ?
アホなんかアホやな!
えっとですね。
ちょっと昨日は忙しかったんです。
頑張って今日は投稿します。
ごめんなさい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!