座ってじっと見つめれば
しっかりと目が合った
期待はしていたけど
思っていたよりも落ち着いてる様子のあなたに
いい意味で裏切られた気分
ペタっと座っていたあなたが
ゆっくり僕へ近付いて
そっと身体を屈める
僕のを握るのと同時くらいに
ぺろっと先を舐めて
そのまま大きな茶色い目だけが僕を見る
それはムリだよ
良いところであなたの中に
戻ろうと思ってるのに。
だからわざと返事をしなかったけど
気にはならなかったみたいで
ゆっくり口を開いて
僕のを深く咥え込んだ
僕のを纏うあたたかさと
遠慮がちに動く舌
あなたの小さな口には苦しいのか
唇がちゃんと刺激をくれて
僕もすごく苦しい
ツヤツヤの髪を撫でれば
唇が少し笑った気がした
ゆるゆる動き出した途端に
けっこうな気持ちよさが襲う
舌をカリに沿わせて
時々咥えたまま裏を舐め上げて
絶妙な動きで刺激してくる
このままだと
予想の何倍も早く終わりを迎えてしまいそう
目をうるっとさせて
僕のを咥えたままコクコク首を振るあなた
ちょっとやばい
僕の言葉にニヤッと笑って返事をすると
唇を窄めて
扱く手にも強く力を入れてきた
やばい、出る
身体を押し倒そうとあなたを見た瞬間に
一生懸命僕のを咥えるヤらしい顔が見えて
一気に突き抜けるみたいな刺激が襲った
引きそうになる腰をビクつかせて
あなたの口へ勢いよく流し込んだ
離そうとしないあなたの顔を
慌てて掬って見れば
閉じた口から一筋の白い雫が流れて
ごくんってあなたの喉が鳴った
頬を紅く染めて微笑むあなたに
沸騰するみたいに身体の熱が一気に上がった
頭で考えるよりも先に
身体があなたを求めた
ごめんね?
今日はいくらでもできそう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!