第105話

修学旅行
114
2021/02/05 10:11
数日後。
私はバスを降りてすぐに
気持ちいい空気を吸い込んで伸びをする。
泉谷 千咲
泉谷 千咲
着いたぁぁ〜!
小林 凛
小林 凛
チサ〜!
泉谷 千咲
泉谷 千咲
っ!凛っ!
凛が元気そうに駆け寄ってくる
小林 凛
小林 凛
やっとチサに会えた〜
小林 凛
小林 凛
別のクラスってほんと、鬱陶しいぐらい会う機会ないよね〜…
泉谷 千咲
泉谷 千咲
でも宿は近いみたいだよ?
小林 凛
小林 凛
ほんと!?
小林 凛
小林 凛
それなら尚更同じ班になりたかったなぁ〜!
小林 凛
小林 凛
もうクラス決まった2年の最初の瞬間から、言ってもしょうがない事なんだけどね…笑
泉谷 千咲
泉谷 千咲
そうだね、笑
泉谷 千咲
泉谷 千咲
1年の時ずっと修学旅行の話してたのが懐かしいよ〜(泣)
小林 凛
小林 凛
ほんとよ〜(泣)
お互い作り泣き顔になりながら、抱きしめ合った。
そう、
今日は、修学旅行当日_。
_____
日向 直樹
日向 直樹
千咲…!
泉谷 千咲
泉谷 千咲
っ!直樹!
遠くから呼んでる直樹のもとへ、駆け出す。
泉谷 千咲
泉谷 千咲
どうしたの?
日向 直樹
日向 直樹
先生からの説明の後に班行動だから、班で固まっとけって言われて!
泉谷 千咲
泉谷 千咲
あ、そっか!分かった!
五十嵐 紬
五十嵐 紬
日向くん!班行動の最初はどうするのか決めてないけど、なにか案はある?
日向 直樹
日向 直樹
あー、近場から廻りたいよな〜…最終は宿に近い方がいいし…
直樹が持っていた地図を開いて、五十嵐さんに近づいていく
日向 直樹
日向 直樹
こことか最初はいいんじゃないか?
五十嵐 紬
五十嵐 紬
あー!確かに!じゃあその次はここら辺とか!
日向 直樹
日向 直樹
で、ここからこう行って…宿に着く!
泉谷 千咲
泉谷 千咲
…ふふっ笑
あの2人、生徒会の仕事で一緒にいるからか、前より凄く仲良いなぁ〜
私は自然に微笑んだ。
以前は五十嵐さんが告白したんじゃないかと思ってて、正直不安に思う部分もあったけど、
今は五十嵐さんも直樹も、お互いに生徒会の仲間として見てるのが伝わってくるから、
あんまり不安はない。
むしろ2人が仲良く話してくれるのは、なんだか嬉しい。
岡田先生
岡田先生
はい!全員集合〜!並べ〜!
担任の声が聞こえると、クラスのみんながゾロゾロとその周りに集まって整列する。
_____
先生の話が一通り済むと、
岡田先生
岡田先生
じゃあ、班でちゃんと固まって、京都の観光地しっかり見てくるんだぞ〜!解散っ!
ザワザワザワ…
泉谷 千咲
泉谷 千咲
よぉーし!廻るぞぉ〜!
日向 直樹
日向 直樹
はしゃぎすぎて、はぐれるなよ?笑
泉谷 千咲
泉谷 千咲
小学生じゃないんだから笑
「いや、泉谷ならありえるな笑」
班の男子が口を挟む
泉谷 千咲
泉谷 千咲
はぁ!?笑
泉谷 千咲
泉谷 千咲
そういうあんたが迷子になるんじゃないの〜?笑
「さっ!最初はどこ行くんだっけ?」
泉谷 千咲
泉谷 千咲
無視すんな!!笑
日向 直樹
日向 直樹
あははっ笑
わちゃわちゃ話しながら、私たちの班は京都を満喫した_。

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