第15話

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2021/04/01 14:16
綾野side













ドクターデスの遺産で初めて共演して、
今回の作品で3回目の共演になる牧原あなたちゃん。





今まで俺の事を憧れの先輩、と話してくれていたのは知っていた。
だからこそ、気になっていた。


彼女のことを知るうちに、惹かれている部分があったのは確かだ。








そして初めて対面した、ドクターデスの遺産の顔合わせ。
思いつきで彼女の目を塞いでみたら、案の定凄く可愛い反応するし、
タジタジになりながら一生懸命話してくれた。




正直、一目惚れだった。










彼女に誕生日プレゼントであげたピアス。
インスタを見る度、いつも耳に光っていた。
それが嬉しくて、勢いで告白しようとしてしまった。


スタッフさんが呼びに来なかったら、俺やばかったな。うん。








それでもさ、あんな反応されちゃ意識せざるを得ないよね。
俺は好き。でも彼女はどう思ってるんだろう。





男のくせに、こんなことしか出来ない自分が情けなかった。












そんな時、あなたちゃんが困っているのを目撃した。あのスタッフ、明らかにあなたちゃん狙ってんだろ








椅子に座って悩んだように頭を抑えた彼女の隣に座る。

話をしてるうちに、どうしても抱きしめたくなった。













安心して欲しかったのが半分、
ドキドキして欲しかったのが半分。








あなた「剛さん、」

『ん?』

あなた「今日、泊まりに来てください、うちに。」

『…へ?』

あなた「いや、最近つけられてる気がして、あの人に」

『っあ、、そ、そうだよね。うん。
わかった。行くよ』

あなた「ありがとうございます」







ぎゅっと腕の力を強くしたあなたちゃん。これは心臓に悪い、

それに、家行ったら何するかわかんないぞ、俺。絶対に手出すなよ、、















その日の仕事が終わったのは午後7時。
そのまま2人で家に向かった