side大橋
丈くんは凝りもせずスマホを触っとる
どうなるか分かっとる癖に。いや分かってるからなんか。
どっちか俺にはわからんけど丈くんはそんな器用なタイプではないと思う。
『じょ~くん、』
「ん?あぁ、なに?」
『なにしてんの~?』
「見りゃわかるやろ、ゲームしてんの」
相変わらず当たり強いなぁ笑、けどこれは単なる照れ隠し。
バレバレなのもきっと知ってんのに何回もするからそれがなんとも愛らしい
『え~?どんなん?』
「は、っちょ、ちかいって」
『ん?俺いつもこんなんやろ?』
「…言っとくけど今日はせんからな」
『なにを?』
「っ、べつに」
『またまた、強がって』
「大橋、っほんまやめろって、!」
『和也、じゃないん?』
「っ、、ん、ほんま、やめや、、」
『またすぐ嘘つく~』
やわやわと触ると少しづつ硬度を持っていく
丈くんが徐々にその気になってスマホを手放しつつある
こういうの、ほんま好きやなぁ、って思う
『なぁ、ほんまに嫌?』
「っ、いや、、ちゃ、っう」
丈くんからそんな答えが返ってくるのを知りつつ意地悪を言う
それと同時に…被せ気味にパンツまで下ろしてしまう
それにすら感じるんか、小さく喘いで顔を隠してまう
『あかんで、声も顔も隠したら』
「あ、っはっ、、もう、イく、っっぅ、」
『んー、もうイっちゃったん?』
『でももうちょっと付き合ってなぁ、』
「ん、っ、え、かず、や、っ!」
『そうそう、丈くんその呼び方が正解やわ』
その後少し丈くんの瞳が揺れたのを確認して
結局朝まで抱いた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!