今日からここの病床に来る子がいる。
その子は綺麗で儚い子だった
でも、その子はまだ治った事例がない重い病気を抱えていた
先生?
あぁ、ごめん!るぅとくん
で、僕の部屋はここですか。
ご飯は看護師さんが持ってきてくれるんですよね?
それと、僕は必要最低限今の様態では外に出てはいけないと
うん。わかってくれてうれしいよ
初めての入院なのであんま勝手はわからないんですけど
まぁわからないことがあったら聞いてよ
なんでも
わかりました
視線を窓の外に向けながらそう答える。
僕のことを信用していないように見受けられた
じゃあ一つ聞いていいですか
うん。どうしたの?
僕はいつ死ぬんですか?
え…
ストレートにそう聞かれることは初めてでうろたえてしまう
気使わなくていいんですけど。
僕はいつ死ぬのですか
僕はあんまりしっかり聞かされてないので聞いときたいなっておもいまして
…一か月
そうですか。ありがとうございます
もう出て行ってくださいと言わんばかりに布団にもぐって行ってしまう
彼はまだ学生。
この事実さえも辛いだろう
一人にしてほしいこともあるんだろうなと思い僕は部屋を出る
あと一か月。
僕が担当する一人の患者の高校生の男の子
医者という職業について一年目の僕にこの子を救うことはできるのだろうか
そんな不安が渦巻く中で自分の他の仕事に僕は戻った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!