第12話

私のもの
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2019/08/22 09:42
夢主ちゃんヤンデレになりまーす。
_____________
あなたside
私は、鬼だ。

その中でも強いと言われる十二鬼月の上弦の伍の鬼だ。
私は、人の頃の記憶がある。
私は生まれつき体が弱かった。外で遊べる子供たちが羨ましかった。友達もいない一人で部屋にいた。

私が16歳くらいだろうか、その時...ある人に出会って私は変われた。
今では、顔しか覚えていない。
だけど、その人は私の所に夜になると会いに来てくれて他愛のない話をしていた。

彼の笑顔、言葉、すべてが私の支えとなった。
だけど、そんな日々も長くは続かなかった。
私の病状が悪化したのだ。お医者様は明日まで持たないかもしれない。とそう言った。

最後に彼の顔が見たかった。
彼の温もりの中死にたかった。
そんな事を朦朧とする意識のなか考えていた。

私の意識が無くなる瞬間の時、人影が見えた。

次に私が目を覚ましたとき、私は生きていた。
だが、妙に体が可笑しいと思った。
思い通りに動く体。
咳もでないし過呼吸にもならない体。

しばらく考えてわかった。

私は鬼になったのだと。
そう自覚してから、私はひどい空腹に襲われた。
父さんと母さんが走って私の方へと近寄った。

気づいたとき、私の目の前は真っ赤な血に染まっていた。
わたしがやってしまったと、酷く後悔した。




それからもう、100年はたっただろう。
私は十二鬼月となり今もなお人を殺している。



そして今、私は人を喰っている。
あなた『ふっ…う、  まっずい...やっぱり慣れないな...この味』 
私は鬼舞辻さんのお気に入りらしくて...十二鬼月に、かってにされた。
仕方がないから頑張って強くなるために人喰ったよね。スッゴい食べたよ。
まっずいよ。
あなた『.........会いたいな...』
???「おい。」
あなた『......ん?』
続きまーす

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