第8話

嫉妬 ★続き
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2019/08/17 17:26
私が無惨さんに手を引かれて連れていかれたのは、私と無惨さんの家の寝室だった。
無惨さんはそこのベットに私を放り投げるとその上に覆い被さる様にされた。
抵抗するも力の差は歴然で案の定両手を片手で押さえつけられた。
あなた『無惨さん...?痛いです...』
無惨「あなた...」
あなた『はい...』
無惨「お前は...誰の番だ?」
あなた『無惨さんです...』
無惨「それを、わかっていたというのに童磨と話したのか??」
あなた『……っ。でもっ……ただ私は、久しぶり会えたから挨拶しようかと思っただけで…』
無惨「ほう? 挨拶をしただけであんな話になるのか?」
あなた『あ、あんな話とは?』
無惨「……はぁ…面倒くさい奴だ……言葉でわからないなら体にわからせないとな……私の言うことは絶対ということを…」
あなた『へっ?           ……いっ!』
無惨さんが何を言い出すのかと思いきや私の首に噛みついてきた。
凄く痛い…首筋から血が流れていくのがわかる程だ…傷は結構深いのだろう。
とはいえ私は元 十二鬼月だ。傷の治りは早い。
あなた『無惨さんっ!辞めてください...』
無惨「まだだ、まだお前はわかっていない…」
あなた『…………っ……もう、好きにしてください。』
無惨「…………ふっ...」
傷の治りが早いぶんつけられる傷の数も多い。
なので、この痛みを数十回は味わっていた。
どれくらい時間がたったのだろう……無惨さんが口を離したと思ったら私に接吻をしてきた。
あなた『......んん?!』
無惨「……ふっ…んっ...」
何度も何度も角度を変えてする接吻で私も流石に苦しくなってきた。
あなた『んんっ、...ぁ はぁっ...っ!』
私が苦しくて口を開くとそれとほぼ同時に無惨さんの舌が口内に侵入してきた。
あなた『んぁっ...はぁ、ぁ……んんっ  む、無惨さっ、、、んっ』
無惨「んっ……はっ…………ん、、」
あなた『.........んっ、、はぁ、あぁっ...』
無惨「はぁ……あなたっ……」
あなた『無惨っ...さんっ、んっ...』
無惨「愛してるぞ」
あなた『私っ...もぉっ  んぁっ...愛してますっ..ぁ』
私が愛してると言うと無惨は離してくれた。
無惨は暫く黙っていたが口を開くと
無惨「すまない。乱暴にしてしまった...嫉妬した...」
あなた『えっ...?!し、嫉妬ですか?!』
無惨「なんだ、私が嫉妬をするのはそんなに可笑しいか?」
あなた『可笑しいとかじゃなくて、嬉しいですっ』ニコッ
無惨「.........っ...」
 無惨さんは何も言わず私を抱き締めてくれた。
私が無惨さんの顔をみるとかすかに赤くなっているようにも見えた。
そんな彼がいとおしくて私は強く抱き締め返した。
あなた『無惨さんっ』
無惨「どうした?」
あなた『愛してますっ』
無惨「私もだ…これからも、永遠に愛し続けるぞ...」
あなた『はい…』
私は、無惨さんの言葉に返事をして、また愛しい人をきつく抱き締めた。

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