今日、遊園地へみんなで行くことにした。
最後の思い出として
だけど、最後のように見えて最後じゃない!
また会えるから
想いは、少しずつ増えていく
そう話して、年月がたった。
この日があたし達にとって最後の夏だった
不自然に集まってしまったあたし達は、そのまんま遊ぶことにした
、
その途中たまたま、紫耀くんの友達に遭遇してしまった
何度もお会いしたことある、メンバーの人だった
やっぱ顔面偏差値たかいな……
そーしてこのメンバーで遊ぶことになった
そして、あたし達はそそくさとボウリング場へ向かった
案の定あたしは、運動が苦手なため投げた玉全てガーターだった。
やっぱ、紫耀くんはすごいな……
あたしにくらべて、紫耀くんは全てペアをとっていた
その優しさを何度も噛み締める
ずっとずっと、続く紫耀くんとの時間
『これから』を一緒に行きたい。
たとえ卒業しても
そうして、あたし達はボウリング場を出てそれぞれ自宅へ帰った
そーして、みんな別々の道へ歩いていった
この日から卒業式を迎え、年がすぎた
あたしたちは今……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!