「死にたい」
「この世から消えたい」
いろんな世代でそんな想いを持つ人が増えてきています。
いじめ、将来への不安、老後の心配。
自殺をテーマにした小説も多いです。
ですが皆さんは思ったことはありませんか?
その種類の小説はたいてい自殺をやめて物語が終わります。
「死なないで」
その一言を言ってくれる人がいるから。
でも、覚悟を決めた人がそれくらいで自殺をやめるでしょうか?
結局死を軽々しく見ていたにすぎないのでしょうか?
もしそうなら、本当に自殺した人に失礼ではありませんか?
この作品は誰にも生きろと言ってもらえなかった
全ての人に送ります。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!