第129話

分からない
35,289
2021/06/27 12:30





事務所の仕事がやっっと終わった!!!





て事で、仮免補習が終わったであろう
兄と彼氏を迎えに行ってあげたいと思います←悪人















......なのにさ、なんでいんのさ








クソ親父エンデヴァー












エンデヴァー
エンデヴァー
お前は、自慢の息子だ










そう呟き


焦凍を真っ直ぐ見つめるアイツは父親の目をしてた






...何故、何故その目を......
1番欲しかった時に向けてくれなかったの?








......きっとその目も、その言葉も

私の方を見て、私の目を見て言ってはくれない








もう行こう、ここに居ても辛くなるだけ











エンデヴァー
エンデヴァー
それから......あなた
あなた
...!?...!?!?!?
あなた
え...あ.........え?














嘘でしょ...きっと幻聴だ......




だって、あの人は、私の名前を呼んではくれなかった

「失敗作」って...ずっと、ずっと!!!











エンデヴァー
エンデヴァー
こっちへ来い
あなた
は、はい











...殴られる?それとも暴言?

何をされるのだろう?





そう思うと身体が震える
でもアイツに向かう足は止まってくれない


......そうだ





止まっちゃいけない

向き合わなければ、進まなければ









クソ親父の目の前に来た
するとこちらに伸びてくる右手


思わず目を瞑ったが、痛みはどこにもない





変わりに頭に置かれた手の重みと暖かみを感じる










あなた
...!!
エンデヴァー
エンデヴァー
今まで、お前に酷いことを繰り返してきて、すまなかった
あなた
っ...な、なにを今更っ!!
あなた
あの私がどれだけ寂しかったか、苦しかったか辛かったも知らないで!!!
エンデヴァー
エンデヴァー
それと















.
エンデヴァー
エンデヴァー
あの日から、今日この日まで
エンデヴァー
エンデヴァー
よく、頑張ったな
あなた
!!
エンデヴァー
エンデヴァー
あなたも、焦凍も
エンデヴァー
エンデヴァー
俺の自慢の子供達だ
あなた
っ〜......











憎かった、恨めしかった、苦しかった、辛かった







寂しかった


褒めて欲しかった、認めて欲しかった
「自慢の子供」そう言われるのを望んできた





......私が、家を出たあの日から...

ちゃんとコイツは......私も見てくれてたんだ......













あなた
うアッ...ひっぐ.........ぁッ......
エンデヴァー
エンデヴァー
...あなた、焦凍、一つだけ聞いてくれ
エンデヴァー
エンデヴァー
さっきも言ったがお前達は自慢の子供だ
ならば俺も、お前達が胸を張れるヒーローになろう。
轟焦凍
轟焦凍
...。
エンデヴァー
エンデヴァー
父はNo.1ヒーロー...最も偉大な男であると
轟焦凍
轟焦凍
......勝手にしろよ








そう言い首の後ろに手を当てる焦凍




ダメだ、泣きっぱなしだからなんも言えない
クソォ...私もカッコイイ台詞言いたいのにぃ......








あなた
...ズビッ
爆豪勝己
爆豪勝己
...ほれ、さっさと泣き止めや







そっぽ向きながら私にハンカチを差し出す勝己


意外と気の使えるのね...流石私の彼氏








あなた
ウビッ...あ"びばど
爆豪勝己
爆豪勝己
鼻水つけんなよ
あなた
今それ言う!?!?




折角の感動シーン勝己のせいでぶち壊しだよ





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