八百万がオススメの紅茶を飲ましてくれるとの事で
今現在八百万の部屋でプチお茶会中
駅前に出来たスイーツ店のケーキを頬張りながら紅茶で癒されている
そう言って淹れてくれた紅茶を渡してくる八百万
先程から色んな種類の紅茶を飲ませて貰ってる
…..流石お嬢様
外国から直接仕入れるとかヤバいな
ま、ホントに美味しい紅茶を飲みたいなら
貧富の差関係なく誰でも海外から取り寄せるか
そう言われ、八百万が持っていた
映画のDVDを受け取る
海外映画...今夜共同スペースで見ていようかな?
その日の夜、A組の皆が寝たのを確認して
共同スペースにあるテレビで八百万から借りた
DVDを見るために1階に降りていた
話のあらすじを見るとホラー映画らしい
まぁ、面白かったら何でもいっか
DVDをセットしてホラー映画を見始める
ある雨の日に謎の館に迷い込んだ町娘が
その館に住む数人の老若男女の謎に迫る物語だ
『この館...なに?...』
『と、とりあえず雨が止むまで雨宿りさせて貰おう』
大きな扉を開けて町娘は館に入るが
その館は薄暗く、自分が入っても何も起きない
その館に、町娘は恐怖を抱いていた
テレビの向こう側からコツコツと町娘のものでは無い
館の床を歩く足音が聞こえる
_____ぺたぺた
待って、テレビのと同じタイミングで
人の足跡が聞こえるんだけど
気の所為?気の所為だよね!?気の所為だと言って
_____ぺたぺた
徐々に近付いてくる足音に
私も、テレビの中の町娘も恐怖を抱く
そう言うと、焦凍は私が座ってる2人分の
ソファーの隣にポスッと座った
いや普通怖くないなら離れて座るでしょ
ま、一人で見るより心強いし安心するからいっか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。